美容医療やそのメソッドから着想、
個性際立つラインナップを実現
――中核成分「OSK9」は、これまでの美容成分と比較し、どのような点で差別化が図れるとお考えですか。
丸島 「OSK9」の開発にあたっては、線維芽細胞に働きかけてコラーゲンをたくさん生み出す成分の探索という1点に集中し、ハリに最大限効果を発揮するものだけに絞り込んで効果の高い成分同士を組み合わせてデザインしていきました。この方法こそが「アンフィネス」の目指すゴールに到達するうえで最も有効な手法だったからです。
また、「OSK9」は、アミノ酸が5つつながった非常に小さな構造のショートペプチドであるため、肌内部に成分が浸透しやすく、効かせたいところにダイレクトに届きます。これは、成分の大きさまでしっかり確認したうえでデザインしているからこそ成し得たことだといえます。
さらに、美容医療への関心がますます高まる中、各アイテムには、美容医療やそのメソッドから着想を得たトリートメント効果を持たせることで、個性際立つラインナップを実現しています。
クレンジングには電気の力で成分の浸透や汚れの除去を行う「エレクトロポレーション」、乳液には素早いコラーゲンの増殖を促す「ベビーコラーゲン注射」、化粧水にはヒアルロン酸をダイレクトに肌に注入する「水光注射」など、様々な美容医療からヒントを得ています。
特に、リフトアップ美容液「アップサージ ソリューション」(40mL・1万円)は、伸縮性のあるシリコンの糸を皮下に挿入し、たるみを引き上げる最新のリフティング施術「スプリングスレッドリフト」をイメージしました。
たくさんのハリ成分を肌の緩んだ部分に注入することで、瞬時に高密度なマットレスのような高弾力な肌に導きます。
――競争の激しいアンチエイジング市場において、どういう客層を取り込んでいきますか。
梁田 近年、アルビオンのブランド認知も高まってきています。しかし、アルビオンを知っている方でも、「スキコン」や「エクサージュ」といった名称は出てきても、「アンフィネス」という名称はほとんど出てきません。
裏を返すと、アルビオンは「エクサージュ」を主体にした保湿系に強いメーカーであるというイメージが定着しています。
つまり、アルビオンは知っているものの、エイジングケアのイメージが弱いために、私のブランドではないと考えているお客様が少なくないということです。よって、エイジングケアで接点を見出していく際には大胆な展開が必要です。
新アンフィネスでは、「30代からのハリ特化型エイジングケアシリーズ」であることを明確に伝え、ハリ肌を求める30代以降のお客様を取り込んでいきます。
「ハリ」というキーワードをストレートに訴求していくことで、自ずと「アンフィネス」の可能性は広がっていくと考えています。