えそらフォレスト、視界に見え始めた海外展開に

週刊粧業 2018年1月1日号 35ページ

えそらフォレスト、視界に見え始めた海外展開に
 2010年11月の設立で独自の「HANA ORGANIC」を商材に通信販売事業を展開している えそらフォレストでは、ここへ来て海外を主戦場にしている中間業者からの取扱オファーが増加しているほか、また外国のオーガニックセレクトショップ各店から製品仕入の打診があるなど、アウトバウンド事業の萌芽となりそうな声が届き始めている。

 同社の細田洋平社長によると、もともと「オセアニアやASEAN諸国のほか、中国大陸、台湾からは問い合わせが時々来ていた。なぜか、韓国からはなかった」と海外から注ぐ関心は少なくなく、立ち上げから7年間を経た蓄積として、最近は「HANA ORGANIC」が外国で喜ばれそうな気配が高まっている。

 こうした傾向を受け、細田社長は慎重な見極めが必要といった構えで「現在はリサーチをしている段階。約1年前に立ち上げた研究部隊が取り組んでいる」など、十二分な下準備がなければ打って出られないのがアウトバウンドだと強調している。「海外はかなり難しい」と漏らす言葉に、深い実感がこもっている。

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