ライオン、マーケティングコミュニケーション2018を開催

粧業日報 2018年7月31日号 1ページ

ライオン、マーケティングコミュニケーション2018を開催
 ライオンは7月24日、25日の2日間、東京国際フォーラムにおいて、生活者のニーズを捉えた新製品や売場づくりについて提案する流通向けのコミュニケーション施策「ライオンマーケティングコミュニケーション2018」を開催し、全国の販売店、卸店の関係者約1000名が来場した。

 トイレタリー市場は、2016年までは金額・個数とも伸長し続けてきたが、17年には金額・個数とも減少に転じており、18年1~5月も微増で推移している。

 こうした中、同社は「単価アップ」「成長市場の拡大加速」「新市場創造」の3点に卸売業・小売業と一体となって取り組むことにより、さらなる市場拡大を目指す。

三國氏 心に響く価値提案による
新たな購買の創出が重要

 テーマプレゼンテーションでは、三國正晴 執行役員 ヘルス&ホームケア営業本部長が主催者を代表して挨拶した後、竹森征之 ヘルス&ホームケア事業本部 ファブリックケア事業部長が新製品「トップハレタ」について、郡祐一 トレンドソリューションセンター部長が市場拡大に向けた営業取り組み「NEXT STAGE」についてそれぞれ説明した。

 同社では、新たな価値の創造により、生活者が日常の生活で感じる「不満・不安・不便」を商品を通じて解消し、顧客満足の拡大を図ることが単価アップに欠かせないという考えのもと、近年、価値創造型商品の投入に力を入れてきた。

 競合他社からも価値創造型商品が投入されたことにより、トイレタリー市場における主要商品の前年比は、2016年まで金額、個数ともに前年を上回る形で伸長していた。

 しかし、物価高騰に起因する消費マインドの冷え込み等の影響で、17年には金額・個数とも減少に転じ、18年1~5月も微増で推移している。

 こうした局面においては、「店頭やネットなどあらゆる販売チャネルで、最新技術を活用したデジタル販促など顧客体験を創造するマーケティングを実践し、生活者1人1人の心に響く価値の提案を行い、新たな購買を生み出していくことが重要になってくる」(三國氏)との認識を示し、市場拡大に向け、「単価アップ」「成長市場の加速拡大」「新しい市場の創出」の3点に卸売業・小売業と一体となって取り組んでいくことを表明した。

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