イマジネラボ、デザインと香りの融合で心動かす香り製品を創出

週刊粧業 2018年10月22日号 80ページ

イマジネラボ、デザインと香りの融合で心動かす香り製品を創出
 当社は、デザイン・香り・機能をシンクロした五感に染み渡る製品を開発するODM事業を行い、特に香水や賦香率の高い化粧製造に特化した事業展開を行っています。

 香りと製品コンセプトが一致しない安価な化粧品と差別化し、使い心地が良く、上質でリピート率の高い製品を提案しています。

 機能性と並び、パッケージデザインは化粧品の重要な要素のひとつです。そして、製品の香りは使用感を高め、継続的使用を促します。

 香りは機能性と使用感の両者にとって重要な要素です。心地良い香りは、心に平穏を作り出します。

 しかし近頃、「香害」が巷で話題になっています。「香害」で疎まれる香りは、音に例えるなら単なる雑音と同様なものです。

 日本には伝統ある香りの文化があります。そして香りを「きく」という言葉があります。まさしく「音楽を聴く」と同様です。当社は洗練された香りのみを使用し、製品が奏でるシンフォニーをユーザーに楽しんでいただきたいと考えています。

 また日本には、着物に香りを焚き込む文化があり、これはまさに「パーヒューム」という言葉の語源と同様の行為です。

 こうした文化のDNAが、現在芳香剤や柔軟剤に受け継がれています。

 これらの主たる機能は、悪臭を強い香りで隠すマスキングです。ここには消臭の三原則、物理的消臭(悪臭に吸着して蒸気圧をさげる)、化学的消臭(悪臭を化学的に分解して臭わなくする)、心理的消臭(消臭をした後心地よい香りを漂わせ消臭感を高める)をバランスよく融合するコンセプトが全く考慮されてきませんでした。香りは、扱いをひとつ間違えると「香害」のような問題を引き起こします。

 また、天然物は安全だという間違った考え方が広まっていることが、この「香害」論議に追い打ちをかけているように思えます。最近では、天然物のみで調合した香料からメチルアルコールが酵母によって生成されるという事実が確認されています。

 当社では、天然界に存在し、安全性が確認されている分子を使った香料を、自然由来100%香料として使用していきます。また、既にEUでは食品と同様に26のアレルギー物質を商品上に記載することを義務化していますが、この26種のアレルギー物質を含まない香料を使った化粧品開発をしています。

 そして、香りの「温故知新」を目指し、日本の伝統技術と融合したQOLを高める香り雑貨製品の開発も行っています。(竹内昭夫社長)
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