ティアーズは2020年1月21日に新製品発表会を開催する。
2018年からオーストリアのトロールコスメティック社と業務提携を結んでいる同社は、高級ヘアケアブランド「マーリス モォラー」から「同 ボリューム アンチオイル ヘアパウダー」を発売する。
同品は筆状のドライシャンプーで、シルクパウダーを頭皮全体に塗布することで皮脂を吸収し、ボリュームアップ効果が期待できる。また、頭皮に直接アプローチすることで細毛や白髪悩みに訴求する頭皮美容液「同 グレイレス ヘア&スキャルプ コンセントレイト」も発売予定だ。
2018年11月に販売提携の第1弾として発売したシャンプー・トリートメント(マスク)は、特殊技術「水素発生型カプセル」を特長としている。
水素は悪玉活性酵素を水に変える優れた抗酸化作用を持つほか、疲労軽減効果が学会で発表されるなど、業界内外で注目を集めている。今回、同技術を応用した新製品「同 ヘアバーム」の発売も予定している。
「業務提携から約1年が経ち、製品発表会を開催する良いタイミングだと考えている」(山谷社長)
さらに、拡大傾向にあるヘアカラーカテゴリーでは「ルーモス ダイヤヘアカラー」シリーズより、ファッションカラーを追加する。日本人の肌の色に合うように設計したという同品は、近年のトレンドに合わせ、アッシュ系カラーを強化している。
今回、新コンセプトとしてキューティクルの脂質成分18₋MEAをカチオン化に帯電したダメージセンサーを搭載したほか、外側から皮膜を形成するオイルコンプレックス&ハイブリッドポリマーを配合し、ダメージ毛にアプローチする。
同シリーズの特長成分MEA₋68を採用したスキンクリームベースは、油の相と水の相をバランスよく配合することで、成分を効率よく髪の毛に浸透させ、ダメージを最小限に抑える。また、油の相が水の相を包み込むことで、施術中のニオイも抑えることができることなども支持され、年々販売を拡大させている。
ラテン語で光を意味する「ルーモス」は英語のイルミネーションの語源にもなっている。ルーモスダイヤヘアカラーシリーズでは、リラックスしてカラーの時間を過ごせるようアールグレイの香りを採用した。また、同ブランドからはヘアカラートリートメント「同 アクセントカラー」も発売予定だ。
そのほか、オーダーメイド式ヘアケア「ネフェル」のリニューアルを行う。毛髪や頭皮に合わせて選択できるオーダーメイド型の店販商品として、販売数量を伸ばしてきた同シリーズは、パッケージにサロンの名前を入れることで、独自性の高い付加価値型商品として細分化するニーズに応えていく。
「美容技術を活かした付加価値の高い製品を発信していくことで、マーケットの拡大につなげ、様々な課題を抱える美容業界を下支えしていきたい」(同)