三洋化成工業、熱リサイクル応用装置で省エネ大賞を受賞

週刊粧業 2020年4月13日号 25ページ

三洋化成工業、熱リサイクル応用装置で省エネ大賞を受賞
 三洋化成工業は、「2019年度省エネ大賞 資源エネルギー庁長官賞」を受賞するなど環境問題への積極的な取り組みを進めている。

 安藤孝夫社長とビューティー&パーソナルケア部長の木村弘子氏に話を伺った。

 ――受賞経緯について伺います。

 安藤 当社を含む3社共同で受賞した同賞では、鹿島工場へ導入した「ヒートポンプ式濃縮装置」を活用して、熱のリサイクルを排水の濃縮工程に応用することで、従来比95%減の省エネを実現した点が高く評価された。

 これは当社独自の環境活動計画「S-TEC」の一環であり、工場主導で生産設備の省エネ化や水資源保護など様々な取り組みを進めている。

 一例として、社内チャレンジ制度を用いて各工場の社員が廃棄物削減に挑戦した結果、前年度比10%以上の削減を達成している。

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