アリエ・ミロットグループ、神大と三相乳化の応用技術を開発

週刊粧業 2021年1月1日号 87ページ

アリエ・ミロットグループ、神大と三相乳化の応用技術を開発
 アリエ・ミロットグループは、新技術の開発を進める傍ら、衛生用品などニューノーマルへの対応製品や環境に配慮した製品の提案を揃えている。石橋奈央子社長に話を伺った。

 ――IFSCC横浜大会で技術発表をされました。

 石橋 神奈川大学と共同で「三相乳化法」に新たな機能性や感触を付与できる新規ソフトナノ粒子を開発した。

 粒子径が極めて小さい上、大きさが均一で狭い粒度分布を有しており、IFSCCでは日やけ止め製剤への応用を紹介した。

 紫外線の遮断や使用感の向上、保湿・シーリング機能を備える同処方には、多数関心が集まった。今後も新技術とともに、三相乳化を用いた高品質な製品開発を推し進める。

 ――20年の重要施策は。

 石橋 2月頃より、ニューノーマルに対応した製品開発に着手した。中でも、肌を守るアンチポリューション効果を付与したファンデーションは、引き合いが高い。

 また、抗ハウスダストやリラックス効果などを有するミストには、香りの付与などご要望に柔軟に対応できる体制を整えている。

 「SDGs」の取り組みでは、再生ペットやラベルの撤廃、紙容器の提案を行うほか、日本製原料にこだわるなど処方面からも貢献していく。

 また、年初頃にはヴィーガン認証を取得予定で、エコサートコスモス認証等と併せての提案も推進する。

 整備面でも、富士宮工場と菅田工場に環境マネジメントシステムの国際企画「ISO22716」認証を取得し、製造エネルギーの削減なども取り組んでいる。
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