天真堂、Web通販を一気通貫で支援する強みを発揮しコロナ禍でも好調

週刊粧業 2021年1月1日号 83ページ

天真堂、Web通販を一気通貫で支援する強みを発揮しコロナ禍でも好調
 薬用化粧品・機能性表示食品OEM受託製造メーカーの天真堂は、コロナ禍でも国内通販チャネルをメインとするクライアントからの受注が堅調に推移し、前期(2020年12月期)実績が増収増益で着地する見通しだ。松﨑淳社長に前期の振り返りと今期の抱負を聞いた。

 ――前期を改めて振り返っていただけますか。

 松﨑 コロナ禍でデジタルシフトが進む中、Web通販をメインとする既存クライアントからの受注が堅調に推移したほか、新規ではクラウドファンディングやSNSを活用したD2Cブランドを中心に、例年の倍近い問い合わせが寄せられた。

 製品では、新たに提案したシワ改善と美白の効能効果を持つ医薬部外品OEMが好調だったほか、拡張した本社ラボの稼働率が向上し、新たに開発したオリジナル化粧品の採用率が高まった。

 さらに、専門性の高いチームを新たに編成した健康食品OEMも好調に推移した。

 物流センターでは夏に過去最高の出荷件数を記録した。物流のクオリティを高め、業績を伸ばすことができたのも社員の努力が非常に大きかった。

 ――今期の抱負についてお聞かせください。

 松﨑 Web通販に強いOEMメーカーという立ち位置を改めて実感することができたが、企画開発や物流を含むワンストップでWeb通販をサポートしていくという面でまだまだ極めていくべき部分がある。

 今期は「原点回帰」をテーマに、しっかりと自分たちの強みを伸ばしていきたい。

 海外に関しては、日本と中国でのEC・リアル店舗の進出をサポートする「クロスボーダーOEM」を継続して進めていく。また、今期は健康食品を重点カテゴリーに育成するべく、国内のグループ会社と連携して製造を強化していきたい。
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