アルマード、卵殻膜含有微粉末の製造方法に関する特許を取得

訪販ジャーナル 2023年8月21日号 8ページ

アルマード、卵殻膜含有微粉末の製造方法に関する特許を取得
 アルマードは、従来の卵殻膜含有微粉末に比べ、より消化吸収効率を改善した卵殻膜含有微粉末の製造方法について特許(特許番号:第7316432号、登録日:7月27日)を取得した。

 昨今、国内外問わず卵殻膜は先端素材として注目を集めており、同社では今後のさらなる卵殻膜ニーズの高まりを見据え、より消化吸収効率を向上させた卵殻膜原料を製造する方法を模索していた。

 具体的には、消化吸収効率の向上を目指し卵殻膜をより細かく粉砕する研究を進め、媒体撹拌ミルにより微粉砕された卵殻膜含有微粉末は、従来の卵殻膜微粉末と比べて、卵殻膜固有の繊維状の強固な網目状の構造が破壊され、繊維状タンパク質がほぐれて柔らかくなり、卵殻膜微粒子全体が消化液に対して、より溶解しやすくなったことで、消化吸収効率を向上させていることを突き止めた。

 また、微粉砕された卵殻膜含有微粉末は、従来の卵殻膜微粉末と比べて、全体としての粒子径を均一化することが可能になり、消化吸収効率の向上が期待されることもわかった。全体としての体積平均粒子径は変わらないものの、粒子径を小さく均一化することにより、消化吸収効率が向上することを確認し、錠剤中での配合量が数倍増量できる卵殻膜含有粉末の製造を可能にした。

 さらに、卵殻膜の消化吸収効率は、一定以上の粒径に対して単純に比例して増加しないこと、つまり現状の粒径レベル以下に小さくするよう卵殻膜を粉砕してもさらなる消化吸収効率の向上は望めないこともわかった。

 今回の研究で得られた結果を踏まえ、卵殻膜原料の製造、卵殻膜原料の美容・健康・医療分野への応用に関する研究を進め、製品開発に活用していく。
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