ラパスジャパン、「予防美容」発想の溶解性マイクロニードルが好調

週刊粧業 2023年8月28日号 6ページ

ラパスジャパン、「予防美容」発想の溶解性マイクロニードルが好調
 肌が必要とする美容成分をダイレクトに届ける「溶解性マイクロニードル」の研究開発と製造販売を手がけるラパスジャパンの2023年上期(1~6月)実績は、OEM・ODM事業と自社ブランド(アクロパス)が好調に推移し、全体売上が前年同期比で約1.5倍となった。権有利(グォン・ユリ)社長に、上期の振り返りと下期の抱負を聞いた。

 ――改めて上期を振り返っていただけますか。

  医薬品と化粧品の研究開発と製造販売を行う当社では、化粧品部門における今期のテーマとして、前期に引き続き肌の健康を支える「予防美容」をキーワードに掲げている。

 溶解性マイクロニードルは、美容成分を物理的に皮膚の内側へ届けることが可能だ。防腐剤や安定剤を一切使用しておらず、皮膚表面ではなく内側に入ることでより効能効果を発揮する純粋な美容成分のみで構成されており、そこが皮膚表面に塗る一般的な化粧品と大きく異なるポイントだ。

 皮膚の老化は様々な栄養素が減少することで起こる。当社ではそうした栄養素を定期的に補い続け、肌の健康を支える「予防美容」発想のもと、マイクロニードルコスメの製品開発を進めている。

 OEM・ODMに関しては、今年から新たにレチノールとビタミンC、ヒト臍帯血由来の幹細胞培養液をキー成分とする製品をそれぞれ開発した。いずれもニーズが高まっている美容成分で、受注も好調に推移している。

 ――下期の抱負をお聞かせください。

  前述したレチノールやビタミンC、ヒト由来臍帯血由来の幹細胞培養液以外にも、皮膚の内側でこそ効能効果を発揮する美容成分を探索し、新たなOEM・ODM製品を提案していく。

 マイクロニードルコスメは現在、オンライン販売が中心だが、オフライン展開を主軸とする有力企業の参入もあり、今後の市場拡大が期待される。
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