カネダ、ロングセラー保湿原料をヘアケアで提案

週刊粧業 2023年12月4日号 11ページ

カネダ、ロングセラー保湿原料をヘアケアで提案
 専門商社の集合体であるカネダは、ロングセラーの保湿原料「ペンタバイティン」(DSM社)について、ヘアケア分野での提案を強化している。

 100%自然由来、生分解性のトウモロコシ穀粒由来で、マグネットのように皮膚に結合し、72時間の保湿が持続する。従来のリーブオン処方のシャンプーやボディーソープをはじめとした洗い流し処方にもおすすめで、スカルプケア関連にも適している。

 頭皮の油っぽさやフケ・かさつきの軽減、保湿・バリア機能強化、頭皮のマイクロバイオームのバランスを整える効果をもつ。

 「これまでスキンケアカテゴリーへの提案を中心に行ってきたが、スカルプケアのデータを取得していることから、今後はヘアケア分野への提案にも力を入れていく」

 さらに、じゃがいもデンプン由来の毛髪のダメージをケアする機能性ポリマー「DOCSTARCH CP Plus」(DOC Japan社)も注力原料として紹介する。同品はDOC Japanと共同で技術特許を取得しており、アミノ酸系界面活性剤処方の長く続くぬめり感やべたつき感を軽減することができるという。

 スーパーフード由来の天然着色料「Natpure XFine」(Sensient Beauty社)は、鮮やかな色を表現できることからリップなどでの引き合いが増えており、発色のよさから、一部有機顔料の代替としても検討が進んでいる。

 毛髪内部から髪の強度を高めるグルコース由来のヘアケア原料「FiberHance BM solution」(アシュランド・ジャパン社)は、ブリーチ毛での試験で切れ毛の低減が確認できており、ダメージケアコンセプトにおすすめだ。

 自然由来の耐水性被膜形成剤「Antaron Soja Glyceride」(アシュランド・ジャパン社)は、生分解性があり、ヴィーガン処方にも適している。サンケアやカラーコスメ向けで、耐水性やSPFブースト効果、色移り防止効果が期待できる。
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