ラッシュジャパン、店頭ビジネスでナチュラルコスメを普及

C&T 2024年3月15日号 70ページ

カンタンに言うと

  • 人の力でブランドの成長を実現、4~5年かけて店舗網を再構築
  • デイメーカーとして良い体験を提供、社員ひとり一人がビジネスを牽引
  • サンケアシリーズ4種を発売
ラッシュジャパン、店頭ビジネスでナチュラルコスメを普及
 ラッシュジャパンは店頭ビジネスによって、英国発祥のナチュラルコスメブランドの普及に取り組んでいる。

 1999年に日本市場に参入し、店舗を広告塔として一時期年間20店超の出店で急成長を遂げた。自社競合によって成長が鈍化したことを受け、店舗閉鎖、リロケーションを経て、再編を終えた。これから都市の再開発に合わせ、郊外と駅前の組み合わせによる店舗の配置を進める。

 実質的に日本法人のトップの役割を担う小林弥生執行役員は、「私たちのブランドの一番の強みは人であり、人がブランドを牽引してきた」と語る。日本市場での成長の軌跡、ポテンシャル、事業構想について、インタビューした。

 ――この数年、コロナ禍での休業や、在宅時間の拡大によるスキンケアの関心の高まりなど、目まぐるしい変化が続きました。業績の推移についてお聞かせください。

 小林 2020年4月の緊急事態宣言発令で当社の店舗も2カ月ほど、休業しました。同時にステイホームになって、巣籠もり美容のようなものが見受けられました。多くの方が、家にいて自分でできることに興味を持たれて、オンラインをはじめ様々な情報が発信されました。

 その中で、バスボムをはじめとした入浴料(入浴剤)やハンドケア、ボディケア、スキンケア、ヘアケアと全カテゴリーを展開しているラッシュが注目されました。多くのお客さまからお問い合わせをいただいたこともあり、当社の20年の売上高はコロナ前と比べ20%程度のマイナスにとどめることができました。

 もちろん、店舗が営業していないことで、オンラインの売上が伸びたこともありますが、そこから21年以降、平均して10%ずつ順調に伸びている状況です。

あと91%

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