ファンケル、新たなアミノ酸系界面活性剤を開発

訪販ジャーナル 2024年3月18日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 洗顔後の肌感触の良さと優れた保湿機能を検証
  • 洗顔後の高評価項目「ツルツル感」と「しっとり感」について物証評価
ファンケル、新たなアミノ酸系界面活性剤を開発

 ファンケルは、日光ケミカルズと共同で、安全性と機能性の高い洗顔料用の界面活性剤の開発を行う中、このほど、洗顔後の肌感触の良さと優れた保湿機能を有する新たなアミノ酸系界面活性剤「オレオイルグリシンK」の開発に成功した。さらに、「オレオイルグリシンK」を使用した洗顔料では、肌感触の良さと高い保湿機能を検証している。

 洗顔料には肌の汚れを落とす機能のみならず、洗顔後の肌感触の良さも求められる。洗顔料の重要な成分である洗浄成分の中で、アミノ酸系界面活性剤は、肌へのやさしさや安全性の高さから多くの洗顔料に使用されている。

 そこで、アミノ酸系界面活性剤の特徴である肌へのやさしさを維持し、洗顔後の肌感触の良さを追求した新たなアミノ酸系界面活性剤の開発を目指した。さらに、開発した界面活性剤の機能性や肌感触についても検証とその要因の解析を行った。

 研究では、新規アミノ酸系界面活性剤を設計するにあたり、水になじみやすい部分として、一般的に用いられるアミノ酸の中でも泡立ちや感触の面から汎用されるグリシンと、油分になじみやすい疎水基部分として脂肪酸の組み合わせを検討した。その結果、グリシンと脂肪酸のオレイン酸による新規アミノ酸系界面活性剤として「オレオイルグリシンK」の開発に成功した。

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