好況受け受注は増加傾向

化粧品市場が活況を呈する中、化粧品容器・パッケージ業界でも多くの受注が寄せられるようになった。
この状況下では加飾や機能などの技術や、パーツを少なくしてコストパフォーマンスを下げるなどの企業努力はもちろんだが、納品期日を守るための原料調達や製造ラインの確保なども大きな課題になりつつある。
高単価商品は、容器やパッケージにも手がかけられており、独自の世界感を伝えるための重要な表現手段となる。
加飾技術・提案力に磨き

大手を中心とした化粧品・日用品メーカーの2016年度決算に足並みを揃える形で、サプライヤーである容器・パッケージ各社においても、業績好調を背景に顧客満足・顧客対応力強化に向けた投資意欲が高まってきている。
週刊粧業2月27日号で特集した「化粧品OEM/ODMアンケート調査&トップインタビュー」では、OEM/ODM各社から生産力増強や研究開発力強化といった成長戦略が聞こえてきた。それは容器・パッケージ業界も同様だ。
多くの化粧品容器・パッケージ企業から成長戦略として「加飾技術を活かした提案力に磨きをかける」とともに、「OEM/ODM企業との関係を強化していく」とする声が聞こえてきた。