コーセー、プレディアの体感活動を強化

C&T 2017年9月15日号 76ページ

カンタンに言うと

コーセー、プレディアの体感活動を強化
 コーセーは、1996年5月16日、化粧品専門店向けに「Sea & Spa」をコンセプトとする「プレディア」を発売した。

 当時、女性の社会の社会進出が進み、ストレスを抱える女性が増えたことを受け、その癒しを「海」と「スパ」に注目し、独自の皮膚科学を融合させデビューした。

 「プレディア」と専門店との取り組みについて、セレクティブブランド事業部の嶋津秀貴企画部プレディア企画課課長に話を伺った。

「ディープシースパ」で新客つかむ
「泥スパ体感」も興味喚起に有効 

 ――「プレディア」の位置づけについて教えてください。

 嶋津 再販制度廃止の影響が及んできた時代、正しいスキンケアを女性に実践していただくため、カウンセリングを得意とする専門店とともに顧客を獲得してきた。

 専門店のみを販路とし、販売店を絞って取り扱う有益性を示してきた。また、利益率を高めるためTVCMなどのマス広告は打たず、これまで店頭から地道に愛用者を増やしてきた。

 2014年に行った調査では平均年齢は39.7歳だった。しかし、2014年10月16日に「ディープシー スパ」シリーズを発売すると、20代の女性にも裾野が広がり、平均年齢が若干下がってきている。

 専門店ブランドは、商品の品質の高さはもちろん、美容部員によるカウンセリングなども付加価値として提供しているので、単価が一般流通に比べて高くなる。

 中核を担う「スパ・エ・メール」は、約4000~5000円と、安価とはいえない価格帯で販売している。

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