サンスターグループ オーラルケアカンパニー、歯周病ケアの重要性を提唱

C&T 2018年3月15日号 74ページ

サンスターグループ オーラルケアカンパニー、歯周病ケアの重要性を提唱
 サンスターグループ オーラルケアカンパニー(以下、サンスター)は、オーラルケア市場において現在20%弱の売上シェアを占め、洗口液カテゴリーにおいてはシェア1位を誇る。

 健康寿命の延伸のために近年ますますオーラルケアの重要性が叫ばれている中、研究者や歯科医師らと連携して口腔内の健康と全身の健康とのかかわりについて早くから提唱し、「マウス&ボディ」の考え方の浸透を図っている。

 サンスターの社名はサン(太陽)とスター(星)の合成語で、戦後間もなく、歯をみがく余裕さえなかった時代に会社を興したため「朝晩、歯をみがこう」という衛生上の願いも込められているという。

 同社のオーラルケアに対する最近の取り組みについて執行役員(アジア・日本エリア プレジデント)の吉村孝志氏に話を伺った。

創業者の健康に懸ける想いが事業の基盤
「マウス&ボディ」の概念をオーラルケアに

 ――オーラルケアメーカーでありながら、全身の健康の維持・増進のために様々な研究を行い、最終的に「マウス&ボディ」の考えにたどり着いた背景は何ですか。

 吉村 オーラルケアメーカーでありながら、当社がここまで全身の健康にこだわるのには理由がある。

 1932年に起業した、創業者の金田邦夫氏は糖尿病を患い、それが原因となり志半ばで50歳の時に急逝した。生前、病気の克服を願っていた遺志を引き継ぎ、金田博夫・現会長が、当社の社是「常に人々の健康の増進と生活文化の向上に奉仕する」を制定した。

 その社是の下、オーラルケアやスキンケア、ヘアケアなど多岐にわたる事業を展開し、全身の健康を考える企業としてこれまで歩んできた。

 さらに、「健康関連事業に携わる社員がまず健康であるべき」との考えから、1985年に開設したのが、社員が学び実践する福利厚生施設「心身健康道場」だ。ここで培った健康法から「健康道場」ブランドの健康食品事業が生まれた。

 そして、そこで実践している「玄米菜食」の糖尿病予防への効果についても研究してきた。

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