2020年4月の百貨店売上高72.8%減、化粧品は81.3%減

粧業日報 2020年6月10日号 4ページ

2020年4月の百貨店売上高72.8%減、化粧品は81.3%減
 日本百貨店協会が発表した全国百貨店売上高概況によると、2020年4月の全国百貨店売上高(調査対象:73社203店)は前年同月比72.8%減の1208億円で、7カ月連続のマイナスとなった。

 休業要請の影響を大きく受けた化粧品の売上高は81.3%減の90億918万6000円となっている。

 4月の売上高は72.8%減と、前月(33.4%減)よりさらに39.4Pダウンし、統計開始(1965年1月)以来最大の減少率となった。

 新型コロナウイルス感染症により、4月7日に7都府県に発出された緊急事態宣言が、16日には全国に拡大したことに伴い、営業自粛がさらに広がった。外出自粛の気運も一段と強まり、入店客数も8割弱減と大幅にマイナスした。

 地区別では、大都市(10都市、76.0%減)のマイナス幅が地方(10都市以外の地区、64.2%減)を11.8P下回っており、その差は前月よりも1.9P拡大した。

 海外からの渡航者の入国制限はほぼ全ての国が対象となり、訪日客が激減したことから、インバウンドは購買客数99.5%減(3カ月連続)、売上高98.5%減(5億円、3カ月連続、シェア0.4%)と大きく落ち込んだ。

 国内市場は、食料品などとともに一部法人外商やECサイトが動いたものの70.6%減(7カ月連続、シェア99.6%)となった。

 ECサイトについては構成比は低いものの、2倍以上の伸びを示す店舗も見られるなど急伸した。

 特に、食料品、化粧品、婦人バッグ、衛生用品などが動いた。
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