東洋ビューティ、ODM企業としてプレゼンス向上へ

週刊粧業 2021年1月1日号 84ページ

カンタンに言うと

  • SDGsプロジェクトなども始動
東洋ビューティ、ODM企業としてプレゼンス向上へ
 国内化粧品ODM/OEM業界大手の東洋ビューティは、2020年5月からスタートした80期、岩瀬史明新社長のもと「世界最良のODM企業」を掲げて新たな成長ステージを目指している。

 ――80期をこれまで振り返ってみていかがですか。

 岩瀬 世界的なパンデミックで経済社会から人々の生活習慣まで大きく変わった。あらゆる変化を脅威ではなく、チャンスとして捉えられる企業かどうかが重要であることを再認識した。

 当社も数字的には厳しい1年になるが、「withコロナ」の状況にあって、感染予防を目的としたマスク着用や手指の消毒、洗浄が日常化する中で新たな美容ニーズが生まれている。

 また、勢いのあるD2Cビジネスも台頭している。そのような市場の変化に素早く柔軟に対応できていることは評価したい。

 当社はプレステージスキンケアメーカーとして創業し、40年経った1980年代にOEMを主とする企業に転身してこれまで成長してきた。

 80期を迎えるにあたり、100周年を見据えた20年後にありたい企業像について社内でディスカッションを続けてきた。

 ――だした1つの答えが「世界最良のODM企業」への道ですね。

 岩瀬 OEMだけではなく、ODMとして存在価値を高めていく。80期はその準備期間に位置づけて取り組んでいる。コロナ禍で生まれた新たなニーズに対しODM力を発揮できているとの実感もある。

 社内的には、新たに企業理念体系を策定し、主体性を持って仕事に取り組む社員の育成に向けて人事制度を一新する。オーナーシップを持つ社員を育てることで組織力を高めていく。

 また、持続的に成長し続ける企業を目指し、SDGsや新規事業領域展開のプロジェクトもスタートしている。
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