コスメテックジャパン、30代女性が代表取締役社長に就任

粧業日報 2024年3月13日号 4ページ

コスメテックジャパン、30代女性が代表取締役社長に就任

 化粧品や健康食品のOEM/ODMメーカーであるコスメテックジャパンは、2月28日付で、30代女性の伊勢淳氏(38)を代表取締役社長に起用したことを発表した。

 桃谷順天館グループでは、「人と地球の美しい未来を創る~For Beauty and Well-being~」のパーパスのもと、社員一人ひとりが柔軟で創造的な発想を持ち、年齢や性別、社歴に関係なく、自由に挑戦し続けることができる風土づくりに取り組んでいる。

 2019年より働き方改革を加速し、男女ともに「働き方」を自身で選び意欲的に働くことができる環境づくりを促進。これまで、テレワークやフレックスタイム制度、時間単位有給休暇、生理だけでなくPMSにも対応したエフ休暇、ライフサポート(不妊治療、病気治療・療養等)休暇、時短勤務者の給与控除撤廃等、様々な制度を導入してきた。その結果、2024年3月1日現在、女性管理職の割合は半数に近い高水準を誇り、男性育児休業取得率も対象者の75%が取得している。

 社長に就任した伊勢氏は1985年11月生まれ。2児の母。2010年にコスメテックジャパンに入社後、海外営業担当として海外市場を開拓。入社2年後には、中国最大のシェアを誇るECサイト「アリババ」より、海外市場開拓に対する取り組み姿勢などが評価され、「アリババサプライヤーアワード」を受賞。2017年に32歳の若さで取締役に抜擢された。海外17カ国のクライアントとの取引をはじめ、国内ブランドの海外進出を処方開発から現地マーケティングまでトータルでサポートするなど、グローバルスタイルで幅広いビジネスを手掛けてきた。

 伊勢氏は社長就任にあたり「化粧品の枠にとらわれず、フェムテック商材や食品、雑貨等、多角的にアプローチし、美と健康の分野において、化粧品ビジネスパートナーとしてなくてはならない存在であり続けることを目指す」とコメントしている。

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