粧工連 魚谷雅彦会長、新たな化粧品産業を実現するために

週刊粧業 2022年1月17日号 1ページ

粧工連 魚谷雅彦会長、新たな化粧品産業を実現するために
 新型コロナウイルスの発生から2年余りが経過しましたが、状況は未だ予断を許しません。今やマスク着用等の基本的対策は私たちの日常生活の一部となりました。感染の拡大防止と社会経済活動の両立を図るウィズコロナを模索する日々が続いています。

 化粧品産業も依然として厳しい状況にあります。海外からの渡航制限の緩和が見通せず、インバウンド需要の早期回復が期待できない中、化粧品産業は新たな成長への道を自ら開拓していくことが求められています。しかし、私たちは今回の事態を新しい時代の化粧品産業に生まれ変わる転換点と捉え、化粧品産業の変革を加速していくべきと考えます。

 デジタル社会の進展とともに化粧品市場のグローバル化も加速し、消費者が世界の化粧品を容易に手に取ることができる時代になりました。日本の化粧品産業にとって、国際競争力の強化は喫緊の課題です。今こそ、ジャパンビューティーを世界に発信し、日本の化粧品産業の存在感を高める好機です。また、サステナビリティへの対応は私たちの共通の課題ですが、化粧品産業においても取り組みのスピードをさらにあげていく必要があります。

 このような国内外の情勢を踏まえ、昨年10月、粧工連は、東京化粧品工業会、中部化粧品工業会及び西日本化粧品工業会とともに新たな全国統一団体の設立に向けて協力していくことで合意しました。現在、2023年4月の新団体設立を目指して精力的に準備を進めているところです。この新団体が化粧品産業の変革を推進する力強い原動力となることを期待しています。

 新しい化粧品産業は、メーカーだけの力で実現できるものではありません。化粧品産業に携わるすべての関係者が力を合わせることによって初めてなし得るものです。粧工連は、新たな化粧品産業を実現するための活動を皆様と手を携えて強力に進めてまいります。
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