コスメシューティカル、幹細胞培養液専門OEMを展開

週刊粧業 2022年8月22日号 8ページ

コスメシューティカル、幹細胞培養液専門OEMを展開
 ヒト幹細胞培養液専門の化粧品OEM事業を展開するコスメシューティカルは、コロナ禍も急成長を遂げており、21年12月期の売上高は前期比80%の増収となった。22年も予想を上回る好調ぶりで、売上目標を上方修正している。

 2021年はリピート注文が非常に多かったといい、好調要因としては、さらなる成長を目指して提案を強化したことや、コロナ禍によるスキンケア意識の高まりにより、これまで以上に「肌への効果実感」が高い化粧品が求められるようになったことが挙げられる。

 自社ブランド商品「BMSラボラトリー」は、「ヒト幹細胞培養液」を95%以上配合し、さらに「ヒト幹細胞エクソソーム」も1%添加した高濃度美容液で、サロンやクリニックの施術専用品として提案している。 

 「1回の使用で変化を感じていただけることから、提案から導入までのスピードが非常に速い。クリニックの医師からも高い評価をいただいている。ODM依頼につながるケースも多く、まずはBMSラボラトリーを購入して商品の良さを十分に理解いただくことで、オリジナル化粧品として展開する上での成功パターンをイメージしやすくなるのではないか。32箱からの小ロット対応が可能な点もご好評いただいている」(OEM事業部 大橋真衣子氏)

 現在、人口の多い第2次ベビーブーム世代が50歳前後にさしかかっており、今後のエイジングケア市場はさらなる成長が期待される。エイジングケアに関する情報が増えることによって、若年層にも使用が拡がっていくだろう。

 「ヒト幹細胞培養液は近年飛躍的に知名度を上げてきたが、消費者の中には知らない人も少なくないのが現状で、まだまだ成長余地があると考えている。ヒト幹細胞培養液のプロフェッショナルとして、正しい情報発信を心掛けながら、引き続き豊富なヒト幹細胞培養液のラインナップと蓄積してきたノウハウのもと、競争力のある製品を提案し、さらなるエイジングケア市場の拡大に貢献していきたい」(大橋氏)

 今後は、急成長に伴い体制の強化を図るという。また、同社の強みを活かした新たな企画の検討も進めており、売上規模に見合った組織としての体力をつけながら、さらなる成長を目指していく。
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