パルファン・くわこや、店舗の大型化で専門店の新たな価値創出

週刊粧業 2022年10月10日号 5ページ

カンタンに言うと

  • イオンモール熱田店は約2倍の155坪に、体験価値を重視
  • 売場編集で新たな魅力創出へ男性化粧品専門「BOW」を新設
  • 専門店業態の地位向上へ若手人材の育成にも意欲
パルファン・くわこや、店舗の大型化で専門店の新たな価値創出
 東海エリアに化粧品専門店「パルファン」を展開するくわこやは、「リテールテインメント」の追求で大型店舗化を推進している。

 今年4月22日には、「パルファン イオンモール熱田店」の売場面積を約2倍(155坪)に拡大・リニューアルし、新たな試みとして、ショップinショップの形でメンズコスメショップ「BOW」(売場面積20坪)をオープンした。店舗リニューアルはコロナ禍に入って3店舗目で、新店も1店舗(ららぽーと愛知東郷店)をオープンしている。

 野村和弘社長は、「リアル店舗業態は、コロナ禍での厳しい淘汰を乗り越えることで、ブルーオーシャンに変わってくる」との持論を述べ、リアル店舗の価値向上を図っていく考えだ。来春には、「パルファン イオン豊川店」を、3月に開業するイオンモール豊川店へ移転し、大型店としてリニューアルを予定している。



イオンモール熱田店は約2倍の
155坪に、体験価値を重視

 同社は東海エリアに23店舗(愛知19店・静岡2店・三重1店・岐阜1店、ショップinショップを含む)を展開しており、2022年9月期は行動制限の緩和とともに多くの既存店で客数の増加が見られ、売上高は前年比4%増で推移した。第4四半期に第7波の影響を受けたが、19年度比でも1%増となり、コロナ前水準まで回復してきている。

 野村社長は、「マスクの着用や飛沫防止パネルの設置などまだ接客に制限がある状況を踏まえると、まずまずの結果だと思う。接客を通じてお客様と楽しい時間を共有できれば、各店とも売上はもっと伸びてくるはずだ」と話す。

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