エコサート認定工場を拠点にオーガニック・ナチュラル化粧品のOEM事業を展開するメリードゥビューティプロダクツ（津野田正弘社長）は、女性の健康上における課題を解決する「フェムケア」製品などの受注が増え、コロナ禍でも堅調に推移している。
――環境対応に注力されています。
津野田 当社は、国内に自社エコサート認定を所有しており、フェイス・ボディ・ヘアケアなど全身に対応できるコスモス認証原料と認証可能処方を数百点取り揃えている。
また当社では、SDGsの17項目のうち「作る責任・使う責任」に主眼を置き、強みのオーガニック・ナチュラル技術に、環境配慮の取り組みを掛け合わせた「EcoProject」を推進している。
――フェムケア製品が好調です。
津野田 当社では昨年から、化粧品や医薬部外品の提案を本格化している。
中でもデリケートゾーンに求められる「安心・安全」へのニーズが、エコサート認証をはじめ強みの「オーガニック」処方とマッチする点などから支持を受け、受注が順調に進んでいる。
オーガニックアースのフェムケアシリーズでは、フェムケア製品として一般的なデリケートゾーン用の洗浄料だけでなく、拭き取りミスト、保湿クリーム、美容液と幅広い展開を行っている。
同シリーズはデリケートケアのシリーズとして日本で唯一、アイテムすべてがエコサートコスモスオーガニック認証を取得（2022年7月1日現在）している。
パッケージに関しても、森を守る紙を使用し、「環境」と「省資源」への取り組みを支援する印刷ソリューションにより環境負荷低減を考慮したエシカルな商品を展開するなどなど、人だけでなく、環境にも優しい商品を展開している。
300名以上のインフルエンサーがD2Cブランドとして展開しており、オーガニックアース全体のフォロワーとしては数百万人規模に伸びつつある。
新製品では、コスモスオーガニック認証を取得した国産のフェイスマスクを開発しており、1月に開催される化粧品開発展にて発表を予定している。サステナブルに対応した商品開発を引き続き行っていく。
