テクノビューティーサプライ、弱酸性シャンプーバーの引き合いが増加

週刊粧業 2023年1月1日号 87ページ

カンタンに言うと

  • 今後はさらなる使用感の向上目指す
テクノビューティーサプライ、弱酸性シャンプーバーの引き合いが増加
 小回りの利く生産体制を強みとするテクノビューティーサプライは、40年以上にわたる高級化粧品づくりの実績をもち、小ロット製造など、顧客に寄り添う提案を行っている。

 取締役会長の遠藤照夫氏に話を伺った。

 ――21年5月には、弱酸性のシャンプーバーを展開され、多くの引き合いを集めています。

 遠藤 既存顧客からのリピートのほか、新規の問い合わせも多数いただいている。昨今のSDGsの潮流にマッチした製品となっており、従前の液状シャンプーと比べ、容器などプラスチックの使用量を大幅に削減できる。

 環境配慮の観点からシャンプーバーの投入も増加しているが、使用感の課題をクリアできていない商品が多い。当社のシャンプーバーは、ヘアケアの知見を活かし、弱酸性できしみ感のない、快適な使い心地を実現している。

 既に製品化が実現したシャンプーバーの売れ行きも好調のようで、バラエティショップでもメインの陳列棚に並んでいた。

 消費者のサステナブルニーズの高まりに応えるだけでなく、小売店の企業ポリシーとして、サステナビリティに配慮していることをPRすることにも貢献できている。

 ――今後についてお聞かせください。

 遠藤 当社のシャンプーバーについては、現時点でも使用感の課題はクリアできているものの、今後のシャンプーバー使用者拡大に向けては、さらなる改善が必要だと考えている。

 液体シャンプーに近い泡立ちや泡切れの実現、しっとり感の向上を目指して、研究開発を進めていく方針だ。

 なお、2023年1月にも、当社が手掛けたシャンプーバーがお客様の商品としてドラッグストアを中心に展開される予定となっており、今後ますますシャンプーバーの引き合いが増加するとみている。

 一方で、当社のシャンプーバーは枠練り石けんの処方を基本として製造しており、1~2カ月の乾燥期間が必要になる。今後については、従来の手作りの良さも活かしつつ、自動化も一部取り入れて、生産機能の強化を図っていきたいと考えている。
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