花王、入浴時間を楽しむ提案でファン拡大

週刊粧業 2023年9月11日号 8ページ

花王、入浴時間を楽しむ提案でファン拡大
 花王が炭酸入浴剤「バブ」から展開する「MONSTER BUBBLE(モンスターバブル)」(医薬部外品、全4種、1錠70g、箱入り・バラ)は、炭酸ガス入りタブレットの特徴を活かした新しい提案が好評を得ており、炭酸入浴剤市場を牽引している。

 ブランドサイトやSNSなどを活用してバスタイムを充実させる方法なども提案し、入浴への関心を高めるための施策にも取り組んでいる。

 同社の調べで、健康意識の高まりにともない、入浴への関心が高まっており、週1回以上湯船入浴する人はコロナ前に比べて約2割増加して72%にまで拡大しているという。また、若年層を中心に音楽や動画の視聴などで楽しみながらバスタイムを過ごし、湯船に浸かる時間が長くなっていることもわかった。

 入浴を楽しむニーズに対し、同社はバブの特徴であるタブレットから泡が飛び出る感覚を楽しめるよう、通常のバブより大きいタブレットを採用し、湧きたつような炭酸のジェット発泡を体感できる「モンスターバブル」を昨秋発売した。

 「モンスターバブル」は、従来の疲労回復だけではなく、「バスタイムを工夫して毎日のオフロを楽しくする」という新しい提案が多くの支持を得て、発売5カ月で累計出荷数量700万錠を突破するほどの反響を呼んだ。

 今年は、目的や機能などで選べる「かろやかDAYS」「NIGHTモード」「スッキリFREE」の3種に加え、有効成分・ミョウバンと快適メントール(清涼成分)を配合し、ぬるめのお湯でも温浴効果を高める「ゆるんとジャグジー気分」を4月に追加発売し、4種のラインアップを揃えている。
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