ポイントピュール、アップサイクルの取り組みを促進

週刊粧業 2023年10月16日号 58ページ

ポイントピュール、アップサイクルの取り組みを促進
 当社は、沖縄素材を活用したストーリー性のあるOEM提案のほか、幅広いヒト幹細胞培養液のラインナップを強みとしています。

 既存原料に付加価値をプラスする取り組みにも力を注いでおり、エキスの3D化やマイクロカプセル化、超高圧抽出、発酵など、多方面からアプローチを行っています。

 なお、9月27日~29日に大阪で開催された化粧品開発展にも出展しました。ヒト幹細胞培養液やNMN、CBDなど、高機能成分を取り入れたOEM提案を行い、NMNに関しては、カプセル化して視覚的な訴求力をアップさせるなど、他社との差別化を図る提案ができたと思います。

 さらに、高品質な久米島産コーヒーをアップサイクルコスメとして商品化した久米島コーヒーバスアイテムも紹介しました。コーヒー種子の廃棄部分や、焙煎抽出後のコーヒー粉末を再利用したアップサイクル原料「コーヒー種子エキス」を使用しており、時流に合ったサステナブルな内容として多くの引き合いをいただきました。

 これまでもシークワーサーの絞りかすの有効活用など、アップサイクル関連の問い合わせは多数いただいておりました。今回のコーヒー種子エキスが非常に評判が良かったため、今後についても、残渣や捨てられてしまう部分を原料化して商品化する取り組みを積極的に行っていきたいと考えています。

 また、展示会では発泡ジェルパックやカラーパックなど、フェイスマスクも引き合いを集めました。フェイスマスク製造に関しては、増産体制の構築を進めてきました。海外からの問い合わせも増えてきているため、製造の体制を整えることは今後の課題の一つであると考えており、まずは第一段階として、非常に引き合いの多いフェイスマスクから着手しました。

 さらに、メンズコスメやフェムケアのコーナーも展開しました。フェムケア領域に関しては、医薬部外品の申請を行った処方もあり、今後はさらなるラインナップ強化を進め、提案を強化していきます。メンズコスメについては、洗顔やスプレータイプのローション、オールインワンジェルなど、手軽にケアできるアイテムをラインナップしています。

 当社はオリジナルブランドの展開や実店舗の運営を行っており、それらから得られたマーケティング知見をOEM提案に活かせるのが大きな強みとなっています。今後もそうした強み活かして、お客様のニーズを捉えた提案を行っていきたいです。
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