イトーヨーカ堂、ドラッグコスメの展開を加速

週刊粧業 2023年10月16日号 35ページ

カンタンに言うと

  • 3カ年で約90店の改装を計画
  • 顧客のカウンター離れが進行、セルフブランドにスイッチ
  • 売上や接客、販促を見直し自社スタッフと美容部員が連携
  • 3部門隣接で買上点数がアップ、SMでのフード&ドラッグを検討
  • H&BCの活性化にめど、ペット、介護用品も成長領域
イトーヨーカ堂、ドラッグコスメの展開を加速
 イトーヨーカ堂は事業構造改革に向けた重点施策のひとつとして、DrugCosme(ドラッグコスメ)の展開を加速している。

 フード&ドラッグとして食品に加えて、医薬品、日用品、セルフコスメをワンストップで購入できる便利性を提供する。

 中期経営計画の最終の2025年度までに、医薬品を取り扱う全店をドラッグコスメに転換する。

 3カ年で約90店の改装費を確保している。マーケットの変化を踏まえて、新たに医薬品を導入してドラッグコスメとして展開するケースもある。

顧客のカウンター離れが進行、
セルフブランドにスイッチ

 ドラッグコスメは2021年9月、八柱店(千葉県松戸市)の改装でイトーヨーカ堂として新しいドラッグストアのあり方を追求してスタートした。GMSの食品の集客力を武器に、ドラッグストアに負けない医薬品の品揃え・価格によって、需要の争奪をねらった。足元の500m圏でドラッグストアが多い店舗ほど、売上が伸びていることを確認し、現在の中期経営計画で全店をドラッグコスメに転換することにした。

 2023年度は40店の改装を計画しており、改装済みの店舗と合わせて53店がドラッグコスメとなる予定だ。9月中旬時点で23店を改装し、36店でドラッグコスメの看板を掲げている。

 今年度に入ってのヘルス&ビューティのカテゴリー別の販売動向について、生活雑貨部の坂東のり子マーチャンダイザーは外出需要アイテムが伸びていることを指摘する。

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