個性派社長の"なりたい自分"は話上手なおばあちゃん

週刊粧業

カンタンに言うと

個性派社長の

あきゅらいず美養品 社長 南沢典子氏

  かつて大手化粧品メーカーに延べ16年間在籍していた当時について、南沢社長は「私は社内で浮いていました」と明言している。

 たいていの者ならネガティブと考えて蓋をしてしまう自身の過去について、さらに「制服を着なかったし、お化粧も社風っぽくないファッションメークをしていた」と理由づけをするなど、大所帯のなかで個性派を貫いた自分に愛着を持っている風情がのぞく。

 服飾やメークで表現していた個性は行動指針においてもしかりで、大手の看板の下で安定志向にくるまる同僚を横目に、「もっと『生きていてよかった』と思えることがしたい」と奮い立って退職した。

 2003年11月に同社を立ち上げて以降、銀行から与信を取りつける場面などで多くの苦労が重なった。ここでも、「苦しくないことって楽しくないと思う」と受け止めて乗り切るなど、気丈さが個性派として振る舞ううえでの原動力となっていることがうかがえる。

 当面でめざす経営上の目標を聞くと、「地域の企業になりたい」いう即答で表情を輝かせた。売上高で100億円の到達や、50万人の顧客基盤づくりといったありきたりな考えは「数字は凄くイヤ。見ると眠くなってフェードアウトしてしまう」という理由から身近に置くことを嫌っている。

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