エヌ・ピー・ラボ、欧米で主流の「ウルトラミキサー」拡販へ

週刊粧業 2011年1月1日号 86ページ

カンタンに言うと

エヌ・ピー・ラボ、欧米で主流の「ウルトラミキサー」拡販へ

 韓国の宇元機械 (Woowon Machinery) の輸入代理店として、 真空乳化機をはじめとする化粧品やヘアカラー剤用の機械製造と販売を展開しているエヌ・ピー・ラボは、 近年、 各種機械の導入実績が増加し続けており、 存在感を高めている。

 菊地正仁社長は、 「機械の性能の高さに加え、 日本製の部品を取り揃えていることや競合他社と比較して低価格であること、 さらには迅速なアフターメンテナンスなどのサービスが業界に認知され始め、 当社への信頼感が高まっている」 と手応えを口にしている。

 昨夏に開催された展示会 「インターフェックス ジャパン」 でも、 例年以上に確かな手応えを掴んだようだ。 菊地社長によると、 展示会への継続的な出展や日常的な営業活動、 導入実績の積み重ねによって、 機械の性能やアフターメンテナンスを含めた同社サービスの認知度が業界に広まっていることが、 来場者の反応から読み取れたという。

 現在、 提案を強化しているのは、 欧米などで主流の 「ウルトラミキサー」 だ。 これは、 ウルトラ羽根を真空乳化機の下部に取り付ける独自技術を施すことで、 日本で主流の 「アジホモミキサー」  では稼働するのに40%ほど必要だった仕込量を、 10~15%にまで低量化し、 少量多品種での生産を可能にするなど多くの利点をもつ。

 同社サービスの特徴は、 機械製造から工場内のレイアウトや設計まで、 空間全体をコーディネートできる点にある。 導入からアフターフォロー、 メンテナンスまでを迅速に行う 「小回りの効く」 (菊地社長) 点も強みだ。

  「早く仕上げ、 工場の稼働停止期間を最短ですませることがお客様の役に立つという心構えが根底にある。 それはサラリーマンではなく、 『職人』 としての自覚だ。 お客様には心も行動も尽くしたい」 (菊地社長)

 宇元機械は、 20数年余りの歴史を持つ韓国最大の真空乳化機専門メーカーで、 韓国内で80%以上のシェアをもつほか、 欧米など海外への輸出実績も豊富だ。

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