真空乳化機をはじめとする化粧品やヘアケア機械の販売メーカーであるエヌ・ピー・ラボ(東京)は、「ここ数年で、大手メーカーを含む納品実績が急増している」(菊地正仁社長)といい、機械の品質やアフターメンテナンスを含めた広範囲なサポートが業界内で高く評価されている。
採用例を積み上げているのは、業務範囲の広さと価格に理由がある。
具体的には、顧客のヒアリングから機械の作図・仕様の確認、搬入・据え付け工事、さらにはアフターメンテナンスまでを幅広く請け負い、さらに、作業に費やす時間も短縮できるとしている。
特に最近では、「真空乳化機を複数台導入し、配置など工場全体をコーディネートしてほしいという依頼が増えている」(菊地社長)という。
迅速なアフターメンテナンスや、競合他社と比較して低価格であることも採用増の一因となっている。同社が現在、提案を強化している製品の1つが、欧米で主流の「ウルトラミキサー」だ。
ウルトラ羽根が槽の下部に取り付けられており、「アジホモミキサー」のホモ羽根に比べ剪断力が強く、分散・乳化力も高い。少量原料の処理が可能である点も特徴で、通常は釜の最大容量に対して40%ほどの仕込量を要するのに対し、「ウルトラミキサー」は15~20%にまで低量化することができるという。
同社が販売する機械は韓国の宇元機械が製造している。韓国内で80%超のシェアをもち、欧州など海外への輸出実績も豊富だ。エヌ・ピー・ラボは単なる代理店ではなく、「日本の工事部隊」(菊地社長)として、専門知識をもつ技術者が全国各地を駆け回っている。
この記事は週刊粧業 2012年9月17日号 8ページ 掲載
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