イズム、パッケージ、容器から什器、販促まで統一感を持たせたデザインを重視

週刊粧業

カンタンに言うと

イズム、パッケージ、容器から什器、販促まで統一感を持たせたデザインを重視

 イズムでは、化粧品のパッケージ、容器、什器、POP、カタログ、規定書まで一貫してデザインを手がけている。

 化粧品業界と毎月やりとりがあり、紙箱からブリスターパック、メークパレット、ボトル、ジャーのデザインなど幅広く対応し、必要に応じてカメラマンの手配も可能だ。ボックス什器からアテンションシール、吊り下げPOPまで統一感を持たせたデザインを提供できる。このため、クライアントと長期間にわたって仕事をすることになり、相互理解も深まるという。

 化粧品業界の仕事を始めてから約20年になるという吉井浩代表は「デザインするにあたり、1番重視しなくてはならないのが商品コンセプト。その上で流行や女性好みのスタイルをデザインに注入していく。イメージに合った色使いや見やすさ、店頭におけるアプローチも大切だ。パッケージのトレンドはファッションと連動しているので、レース柄やきらめき感など、そのテイストを入れ込むことも多い」という。

 受注からデザイン納品までの目安は1~3カ月。商品とターゲットのイメージをクライアントと共有し、パッケージ形態を決めた後、デザインを進めていく。

 販路によってデザイン特性は異なる。百貨店系ブランドはブランド訴求力があるため、パッケージはシンプルにまとめることが多い。手の込んだデザインではないが、緻密な色の配色を取り入れるなど、売場、商品、カラーを連動させるケースもある。

 セルフブランドは個々の商品力、魅力をパッケージでいかに伝えていくかがポイントとなる。ドラッグストアやバラエティストアでは単品訴求ができるデザインも多くなる。通販ブランドは見た目の派手さよりも機能性をアピールすることが多いので、デザインのおもしろさよりはどちらかというと成分の素材感を表すことが多い。

 「店頭販売の場合は売場で目立たせることが大切だが、商品コンセプトと意味合いが違う目立たせ方をさせてはいけない。例えばナチュラルコスメではないのにグリーンや茶系を多用することはまずしない。全体的な傾向としてピンクを採用するブランドは多い」(吉井氏)

 将来的にはフレグランスなどオリジナルブランドの立ち上げを目指し、研究開発を進めていく方針だ。

【PDFダウンロード】「2012年化粧品パッケージデザインの最新動向はこちら

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