バスクリン、日本の名湯16番目の温泉地・熱海でイベント開催

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バスクリン、日本の名湯16番目の温泉地・熱海でイベント開催

 バスクリンは9月3日、温泉入浴剤「日本の名湯 熱海(静岡)」の発売を記念し、熱海市内で商品発表会および贈呈式を開催した。

 入浴剤「熱海」は、産学連携や企業誘致により地域の活性化を目指す「温泉イノベーション」の一環として、熱海市各地区観光協会連絡協議会と共同で企画したもので、約1年半かけて開発された。全国の名湯が楽しめるアソートパック「日本の名湯 くつろぎ美人湯」(5種×2、10包入各30g1000円)に詰め合わせ、9月9日より販売を開始している。

 また、熱海の土産用として限定商品(30g×5包)も同時発売した。熱海市内のデザイナーと画家がデザインしたパッケージを採用するなど、よりご当地感を高めた商品となっており、熱海市観光協会が卸元となって市内の旅館やホテルなどの土産物コーナーに並ぶ予定だ。

 古賀和則社長は開会の挨拶で、「日本人が好む温泉に近い入浴剤を開発したいという思いから発売して30年近く経つ。温泉の効能・効果を再現することは不可能だが、本物にどれだけ近づけられるかを命題に開発している。2009年秋からは各温泉地との相互発展を目的に『共同企画マーク』を導入した。本来、各温泉地の入浴剤を発売するにあたり、関連団体から許可を得る必要はないが、シリーズが増えていくうちに、各温泉地の方々にも認めてもらいたい、そして温泉入浴剤を展開するメーカーとして温泉地に貢献したいという思いが高まっていった。今回発売する熱海は、シリーズ16番目の温泉地として、既存の温泉地と同様、効果とともに、色や香りで現地の風情を感じられる設計になっている。商品を使って、実際に熱海の温泉に訪れる観光客が増えるような、Win-Winの関係を築いていきたい」と述べた。

 商品を贈呈された齊藤栄熱海市長は「こだわりのラインナップに熱海を加えてもらえて率直に嬉しい。熱海は観光温泉地として主だった活動をしなくても観光客で溢れる時代が50年ほど続いたが、近年は観光競争が激しく、一時の賑わいを失っており、市政では『営業する市役所』を掲げて地域の活性化に取り組んでいる。今回のコラボ企画はその一つに位置づけることができるだろう。全国には有名な温泉地がたくさんあるが、関東首都圏では那須塩原温泉以外に、まだ商品化されていない。首都圏からの観光客が多い温泉地でもあるので、近郊の温泉地に対し優位性を見出していきたい」と語った。

 熱海市観光協会の盛田金清会長は限定商品を手にしながら「熱海ブランドの強化と新たな価値創造に取り組んでいる当観光協会にとって、この限定商品は大きな財産になり得る。総力をあげて販売し、熱海ブランドの価値向上につなげていきたい」と述べた。

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