京王百貨店新宿店は2014年11月1日に開店50周年記念日を迎えるにあたり、10月23日より「かっこいい!かわいい!きもちいい!」の3Kをテーマに、著名人がキレイでかっこいい生き方について語るスペシャルトークショーを開催した。
同時に「ディオール」「クリニーク」「ボビイブラウン」「SK‐Ⅱ」「クラランス」「ジバンシイ」などがアウトポストを展開し、50周年オリジナル限定キットなどの販売を行った。
50周年という大きな節目を迎えた今年、化粧品売場にも様々な進化がみられる。堀添瑞穂婦人雑貨部計画担当プランナーにその狙いを伺った。
10月中に4ブランドがリニューアル
資生堂が新カウンター世界初導入
50周年を記念した取り組みは他にもある。
開店日である11月1日に向け、10月に4ブランドがリニューアルオープンを果たした。
まずは「資生堂」。10月21日に世界初となるカウンターを導入した。「資生堂」初の試みとして、9月に発売した赤い美容液「アルティミューンパワライジングコセンセントレート」とLXシリーズの専用カウンターをそれぞれ設けた。
LED照明などを駆使した立体的な光の演出といった外観的なチャレンジも取り入れている。新美容液は洗顔後、お手入れの最初に使用してその後のアイテムの浸透をよくするというわかりやすい特長もあり、好スタートを切った。
「9月に本品のアウトポストイベントを1週間開催し、ブランド新客を獲得することができた。今回のリニューアルと上手く結びつけていきたい」
同時リニューアルした「クレ・ド・ポー ボーテ」では、ハイカウンターのドレッサーではなくミドルカウンターを採用することで年齢の高い人でも座りやすいよう配慮した。屋外・屋内・太陽光のライトを左右から照らして肌状態が確認できるよう工夫し、新トリートメントメニューが加わったことからお手入れルームも新装した。
このような取り組みなどが奏功し、2ブランドとも改装初日に大きな売上げをつくることができたという。
これに先立ち、10月16日にリニューアルした「ボビイブラウン」ではニューヨークのコンセプト「空間を楽しむ」に基づいてラブチェア(カップルシート)を設けるとともに、ライトを装着したミラーを新導入して自然な状態でメークができる環境を整えた。
「クラランス」(10月9日オープン)は商品が体感できるキャビンルームを併設した。さらに、ブランドのモチーフである唐草模様が光りで浮き出る演出など外観のインパクトも高め、新テスターカウンターも導入した。
「定評のあるボディケアが体感できる。キャビンルームは近隣の百貨店にないので、スペシャルな空間でトリートメントを受けて商品のよさを体感してほしい」