訪販化粧品メーカー、売上高は9年ぶりに増加、サロンなど戦略強化が奏功

週刊粧業 2015年4月6日号 1ページ

カンタンに言うと

訪販化粧品メーカー、売上高は9年ぶりに増加、サロンなど戦略強化が奏功
 業界団体「日本訪問販売協会」が昨年12月に発表した資料によると、2013年度の訪問販売売上高(正会員企業135社)は1兆7770億円で前年度比1・7%増のプラスに転じたことがわかった。

 1996年度以来、実に17年ぶりにプラス成長を果たしたことになる。また、13年度の化粧品の売上高も、9年ぶりに前年を上回る結果となった。

 社会環境が大きく変化する中で訪問販売は長く「冬の時代」が続いていたが、化粧品の有力企業は近年、訪問販売を軸としながらもショップ機能を織り交ぜるなどした多彩な戦略で好調な業績を打ち立てていた。

 それを裏付ける結果ともいえ、今後も訪問販売は時代に合わせて新しい姿へと進化を遂げていく。

消費増税で業績は苦戦気味
夏以降は復調の動きも

 こうした中、昨年は消費税の増税が有力企業の業績に影を落とした。昨年4月以降、駆け込み需要の反動が尾を引き、持ち直すまでにも予想以上の時間がかかったようだ。

 特に訪問販売で売り出す商品は高額なものが多いため、低~中価格帯が中心のセルフ市場と比較しても、増税の影響は大きかったと推測できる。

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