資生堂、店頭施策が奏功し美容オイル生まれの口紅が販売好調

C&T 2015年6月15日号 20ページ

カンタンに言うと

資生堂、店頭施策が奏功し美容オイル生まれの口紅が販売好調
 資生堂は昨年11月21日に発売した美容オイル生まれの口紅「マキアージュドラマティックルージュ」が好調に推移し、マキアージの口紅の店頭売上げを前年比2.6倍(2014年12月1~31日、金額ベース)に押し上げた。本品はマーケティング改革プロジェクト第3弾として進化を遂げた新生「マキアージュ」の中心アイテムであり、つや、保湿、色の持続効果を実現するオイルと美容成分を最適なバランスで配合している。

 同社が実施した20~30代の女性を対象とする理想の女性像に関する調査では、従来の「大人のかわいらしさ」から一歩進んだ、「大人ならではのツヤっぽい美しさ」を感じさせる女性が注目されていることがわかった。そのような「自分の奥に眠る女らしさ」を求める女性達を「レディ」と名付け、7対3の黄金比率として、これまでの自分(7)にツヤっぽさ(3)をプラスし、「もっとアクティブに楽しく美しく『レディ』の魅力で生きていく」をコンセプトに発売されたのが本品である。

 一方で、スティック状の口紅に対する不満点として「色が落ちやすい」「唇が荒れる」などがあり、これらがなりたい女性像への阻害要因になっていることがわかった。

 そこで着目したのが美容オイルだった。2種類のオイルを配合した口紅を唇にのせると、およそ2秒後に体温で美容オイルがとろけ、表面を高いツヤを放つオイルがコーティングし、その下で濃密なテクスチャーのオイルが唇に色を密着させるという独自の相分離技術により、なめらかなツヤ感が持続する。さらに、光沢感のあるデコラティブな容器で大人のゴージャス感を表現した。

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