エヌ・ピー・ラボ、新工場で生産能力が3倍に、受注加速へ

週刊粧業 2015年9月14日号 10ページ

カンタンに言うと

エヌ・ピー・ラボ、新工場で生産能力が3倍に、受注加速へ
 真空乳化機や液体充填機などを「高品質・低価格」を武器に販売しているエヌ・ピー・ラボは、近年の勢いを維持しながら一層の受注拡大に向けてひた走っている。

 今年、機械を製造する韓国最大手の真空乳化機メーカー「宇元機械」の新たな本社工場(韓国・安山市、写真)が竣工し、最新の製造設備を導入するなど生産能力が従来の約3倍へと拡大した。日本を含め、韓国や欧米などでの受注が増加しているためだ。

 菊地正仁社長は、新工場の稼働を受け「日本でも納期が短縮でき、注文も広く受けられるようになる」と意気込んでいる。

 同社は日本での事業歴が15年を超え、これまで順調に納品実績を積み上げてきた。機械は日本製と同等の性能を持ちながら、価格が安く、アフターメンテナンスも迅速にこなすことなどから業界での評価を高めている。

 機械の最終的な製造こそ宇元機械が担っているものの、設計のほか、搬入や配置など工場全体のレイアウト、さらにはアフターメンテナンスなどまで全てエヌ・ピー・ラボがカバーしており、こうした総合的な技術サービスが高い評価を集めている。

 こうして技術レベルの高い日本で認知と評価が広がっていることから、欧米など海外各国への輸出も増加するという好循環が生まれているという。

 さらに最近では、耐圧防爆規格「d2G4」もクリアし、日本で求められる最高水準の防爆体制も完備した。

 また、特に昨年から今年にかけては液体充填機(韓国・イレーエンジニアリング社)の依頼や注文が急増しているという。

 この機械には、容器ホルダーのサイズが自動で調整できるほか、タッチパネルが日本語や英語、中国語など多言語に対応しているなど高い性能と珍しい機能が搭載されている。価格も日本製の平均60~70%ほどで提供できるという。
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