ホシケミカルズ、販売戦略に定評と実績、沖縄拠点に越境EC支援も開始

週刊粧業 2016年8月1日号 8ページ

カンタンに言うと

ホシケミカルズ、販売戦略に定評と実績、沖縄拠点に越境EC支援も開始
 化粧品OEMのホシケミカルズは、企画から原料・容器開発、パッケージ・広告制作、物流などまで一気通貫のサービスを展開しており、最近ではアジア各国への越境EC支援にも乗り出した。

 同社は古くから原料商社としての機能も持ち、145種に上る国産原料を使ったご当地コスメの製造実績も豊富だ。さらにインドネシアに容器工場を抱えるなどしている。

 また、特に新規参入を支援する目的で、全体の販売戦略をサポートできるのも武器だ。

 企画やパッケージデザイン、広告制作などに精通した専門部署があり、例えば販売チャネルの選定やランディングページ(LP)の作成、消費者ニーズを探るアンケート調査の実施、Web上での広告戦略立案などを一緒に練り上げるという。これらはいずれも、製造に必要な予算内に含まれる「無償サービス」(企画開発室広報 平地祥子氏)となっている。

 特に、ある大学病院の化粧品通販事業を支援したのは、最たる成功例の1つだという。

 ドクターズコスメが一時の勢いから下火になりつつあった当時、「○○医師が推薦」といったよく見かける訴求ではなく、「大学や病院名を前面に押し出す」(平地氏)ような販促を展開した。これが他の類似商品との差別化につながり、売れ行きを伸ばしているという。その後、ラインナップはスキンケアから育毛剤などのヘアケアなどまで一気に広がっている。

 一方、今年から新たに越境EC支援もスタートした。ヤマト運輸と提携し、同社が沖縄県那覇空港の隣接地に建設した物流施設(写真)内に充填工場を構え、中国や香港、マレーシアなどアジア各国への輸出をサポートしたい考えだ。物流コストを圧縮でき、地の利を活かして各国へスピーディーに輸送できるなどメリットは多いという。

 サービスはまだスタートしたばかりだが、平地氏は「今後精度を高めて、積極的に支援したい」と期待を寄せている。
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