ポーラ・オルビスグループ、合同入社式を開催

2018年4月12日 14時00分

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 ポーラ・オルビスホールディングスは2018年4月2日、ポーラ五反田本社にて「2018年度 新入社員入社式」を開催し、総勢92名(新卒採用39名、1/1~4/1中途採用53名)の新入社員が参加した。

 式典では、鈴木郷史社長が「個性を大事に、感受性を発揮した一人ひとりの働き方に期待したい」と新入社員に対してメッセージを送った。

【鈴木郷史社長のメッセージ(要旨)】

 2010年に上場企業になり、それ以降は4月まであっという間の8年間でした。先週は年1回の株主総会を開催しました。昨年株式分割をしましたから過去最大の参加者がおいでになりました。本当にわが社の株主様はファンが多く、ご意見ご質問にしても商品面、販売面での建設的なものばかりでした。

 株価が上がったから売るという投資目的でなく永く保有して応援しますという方が多いのが特徴で、当社はそういう方々より長期視点でもって質の高い経営をしていくという姿勢を求められています。

 それを実現するには、常に我々が変化せねばなりません。組織として人として、将来はこのままでは駄目だという危機感をもって常に変化をしていこうという強い気持ちが必要です。

 改革とか変革とかいう言葉がありますが、日々変化していくのがベストです。その為に環境の変化を察知する感受性、自らの考えや行動を折々で変えられる柔軟性が求められます。昨年刷新した企業ミッション、ビジョン、ウェイはそれを象徴しています。

 今年は、福田淳さんという方が書いた「SNSで儲けようと思っていないですよね?」という本の中から「ソーシャルデザインとは、アイデアで世の中を良くするという発想が前提の新しいビジネスモデルである」「好きな事を見つけたらどんどん追求するという意味で、仕事で公私混同は大いにしていい」「AIというのは人間の叡智を組み合わせることによってヒトのクリエイティビティを高める」という言葉を抜き出して皆さんと共有したいと思います。

 SNSは個人がネットワークに参加することです。個人と社会の結びつきは昔に比べたらとてつもなく大きく、このソーシャルをデザインするというのは化粧品会社にとっても重要な考え方です。

 当社には6つの化粧品ブランドがありますが明言化している、していないの温度差はあっても基本的にブランドを磨くということはライフスタイルブランドを目指すことです。ライフスタイル全般に作用するブランド、正にこれがソーシャルデザインになります。販売促進においてもSNSは商品と社会がつながる手段として圧倒的な存在感を持ちました。

 化粧品で肌が美しくなると元気になります、身体も健康になります、脳が活性化されて思考が前向きになります、人間関係も良化します。その結果、社会が明るくなります。

 「自分が何が好きなのか、どういうことをしているとハッピーなのか。みんな、サラリーマン仮面やOL仮面になる必要なんてなくて好きな事を見つけたらどんどん追求していい」。これはソニー・デジタルエンタテインメントの顧問であった故・内田勝さんが生前よく冗談っぽくおっしゃっていた言葉です。公私混同というのは普通はあまりいいことではなく、単なるわがままや私利私欲であっては絶対いけませんが、そういう前提で私も組織の中で個人が出てきていいと思っています。

 皆さんの回りに家族や友人知人、ご近所、あるいはコミュニティ等々、今のあなたを形成した様々な人たち、その方たちから育ててもらった自分というものがまずある訳で、それを大事にしましょう。今は根拠が薄くても是非会社、社会のために「こうあるべき」「こうしたらいい」ということがあればどんどん発言してください。

 近い将来、AIが人間の仕事を奪ってしまうのではという説をよく聞かれますが、AIにテーマを与えていくことが未来の人間の大きな仕事になるのではないかと考えています。

 AIをはじめとする技術の発展には想像を超えるものがあります。固定電話はもうほとんどありませんし、レコードやCD、将来化粧品もなくなるかもしれないと考えています。スキンケア要らずの人工皮膚、年がら年中潤いを与えるエアコン、加齢を起こさない遺伝子操作、夢ではないかも知れません。

 ビジネスの世界では当たり前に回答を導き出すことが「あいつはできる」という時代はもうありません。1足す1がどうしたら3になるのか。他人と違うことを考える。AIにテーマを与える。つまりAIで処理すべき新しい問い、人間の経験則や常識では答えの出ないような問いを立てられるのかが勝負になります。

 昨年ポーラでリンクルショットが大ヒットしました。途中で原価の推移が下がってきたので、元々の利益にコストダウン分を足して更に利益を生み出す、あるいは販促投資を増やすというのがオーソドックスな考え方です。しかし、そこには何ら新しい問いは立っていません。

 むしろ、上代を1500円低くすることで新しく何を生み出すことができるかというのは、AIでも処理することができない挑戦的な新しい問いだと思うのです。こんな時代に、こんなことを考えている会社だからこそ、若手社員の活躍の場があります。これからの皆さんの活躍を期待して激励とします。

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