東洋ビューティ、新工場もグローバル化対応に新たな成長へ

週刊粧業 2020年1月1日号 54ページ

東洋ビューティ、新工場もグローバル化対応に新たな成長へ
 化粧品・医薬部外品OEM/ODM大手の東洋ビューティは、2019年4月に同社最大の生産能力をもつ佐賀工場を竣工・稼働し、国内3拠点・4工場体制を整えた。

 増井勝信社長に話を聞いた。

 ――5カ年計画の最終年度(20年4月期)ということで総括いただけますか。

 増井 この5カ年の間に世界的に「メイド・イン・ジャパン」が注目を集め、化粧品のインバウンド消費が拡大しOEM業界も活況した。当社も生産受注量の増加が続き、業績も上振れした。

 佐賀工場の竣工時は国内市場を牽引してきたインバウンド消費が低迷期に入り少し心配したが、受注残管理を推進し、既存工場からの生産振替を行うことで順調なスタートを切ることができた。

 また、世界に目を向けると中国以外のアジアの国や地域からも日本製コスメを求める声は高まっており、新たな受注製品の生産量も増えてきている。

 10月には化粧品GMP基準であるISO22716認証を取得した。既存の宇都宮第一・第二工場(栃木)、上野工場(三重)と同様、グローバル対応の工場として改めて紹介を進めていく。

 ――来期からの新5カ年計画については。

 増井 計画策定を進めている段階であるが、「ODM化の推進」は引き続き重要課題の一つ。顧客の期待値を超える製品やサービスをいかに提供できるかどうか。真摯に追求していきたい。

 今期はその準備期間とも捉え、社内整備を推進している。業績好調のため社員を増やして組織も大きくなった。20年5月からスタートする新5カ年でのさらなるステップアップを目指し、全社的な取り組みとして改革を進め、強い組織文化を築き上げていく。
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