ダリヤ、30代のヘアカラー使用率向上に意欲

週刊粧業 2020年7月6日号 20ページ

ダリヤ、30代のヘアカラー使用率向上に意欲
 ダリヤは、白髪も黒髪もバランスよく染まるヘアカラーブランド「クレオディーテ」を、白髪が気になりはじめる30~40代女性に向けて提案している。

 国内ヘアカラー市場は、人口減少が進む中で新規ユーザーの増大が成長拡大のカギとなっている。同社は、加齢にともなう白髪の悩みを使用のきっかけに、2016年秋のブランド展開から育成強化を進めている。

 19年秋にはエマルジョンシリーズから、サロンカラー発想の新ライン「クレオディーテ ヘアカラーエマルジョン マイパーソナルカラーズ」(医薬部外品、1剤40g+2剤80 mL、アフターヘアパック15g、オープン価格)を発売し、単独のTVCMを放映するなどプロモーションにも力を注ぐ。

 30代は40代とともに白髪染めのエントリー世代であるが、同社の調査では、サロン利用率が高いことも使用率向上の課題だった。市場の白髪染め製品は暗めの色味が中心で、パッケージデザインも落ち着いた雰囲気のものが多いことも使用率が伸び悩む一因のようだ。

 実際に、30代ヘアカラーユーザーへの調査では、半数以上がパッケージに違和感を持ちながら購入しており、白髪が気になりながらも黒髪用を使用している女性も約2割いることがわかった。

 そこで同社は、白髪エントリー世代として一括りにせず、30代の女性をユーザーに想定し「マイパーソナルカラーズ」を開発した。発色を重視したラインで、明るめのカラーバリエーションが揃う。パッケージは、おしゃれに気を使う働く女性のライフワークスタイルをイメージさせるデザインを採用した。

 今春は、新色「ビターブラウン」を追加発売して全6色に拡充した。人気のブラウン系を4色揃えたことで新規トライアルの獲得に寄与しており、「ヘアカラーの需要期である秋冬もマイパーソナルカラーズを軸に引き続き強化していく」(同社)という。
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