第1回 "創業原点"とは

 スティーブ・ジョブズの悲報に世界中が落胆したのは2011年10月5日のことでした。

 そして10月中旬には、i-Phoneの新機種となる「i-Phone4S」が発売されて、アップルストアの前に多くの方々が行列を作りました。さらに10月下旬には、伝記作家として有名なウォルター・アイザックソンによる著書「スティーヴ・ジョブズ1」が発売され、今も主要な大型書店で大量に平積みされているのを見かけます。

 亡くなられた後もなお、世界に話題を提供し続けるスティーヴ・ジョブズとはどんな人間だったのだろうと大いに興味を抱き、早速本書を購入しました。そのなかで、彼はこんな発言をしていました。

 「アップルに復帰してからの12年間は人生においてもっとも生産的な時間だった。しかし、もっと大事なゴールがある。革新的な創造性がたっぷりと吹き込まれ、創業者よりも長生きする会社を作ることだ」

 恐らく、会社を興したすべての創業者は、皆さん同じ気持ちなのではないでしょうか。

続きを読むには無料会員登録が必要です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • 化粧品業界の優良記事を
    お届け
この記事のお問い合わせはこちら

川原慎也

(株)船井総合研究所 東京経営支援本部 部長 グループマネージャー

1998年船井総合研究所入社。1兆円以上の大手企業から社員3名の零細企業に至るまで、企業規模や業種業態を問わずに戦略実行コンサルティングを展開するという同社では異色の経験を持つ。「視点を変えて、行動を変える」をコンセプトに、戦略策定段階では「お客さまとの約束は何か」→「約束を果たすためにやるべき仕事は何か」を考え抜こう、計画策定段階では「計画が頓挫する可能性の対処策」を考え抜こう、実行段階では「勝たなきゃ組織一体化しない」から“勝ち”を積み重ねる階段を考え抜こう、と経験に裏打ちされた“視点”への刺激が散りばめられる。最近は、「営業戦略の落としどころは営業マンの行動配分」「断れない提案」「新規開拓一点集中」、等の“視点”の提案を始めている。

http://www.funaisoken.co.jp/site/profile/profile_142.html

一覧に戻る
ホーム > 連載コラム > 第1回 "創業原点"とは

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop