第13回 スタッフに自主性を持たせよう

 エステティック業は、主な商品が技術や接客を提供するスタッフであるため、私はスタッフで8割決まると言っても過言ではないと思っています。

 したがって、サロンオーナーさんの悩みも8割はスタッフ問題であり、どのようにスタッフ育成をするかで常に悩まれています。

 いろいろな手段があるとは思いますが、私が全国の多くのサロンを見てきた結果、いかに「自主性を持たせられるか」に限ると思っています。

 3%くらいのオーナーさんはカリスマ性を持っており、スタッフの自主性やモチベーションをうまく上げられる方もいらっしゃいますが、大半の方はそうではありません。したがってそのような方には、仕組みでスタッフに自主性を持たせることをお勧めしています。

 私は主に以下の4つをお勧めしています。

お客様の声を活用する。
見える化を促進する。
役割認識を持たせる。
評価を明確にする。

 まずはの「お客様の声を明確にする」から見ていきますと、残念ながら多くのサロンでは、様々な感情問題から、オーナーや店長の言うことを素直に聞くスタッフは多くありません。聞いたとしてもやらされ感のスタッフが多いのが現状ではないでしょうか。

 しかし、そのようなスタッフでもお客様の声は素直に、そして自主的に聞くものです。そこをうまく活用して、お客様アンケートで毎回スタッフの評価をしていただいたり、お客様からコメントをいただき、スタッフやサロンの修正点を書いていただくことにより、スタッフが自主的に改善に取り組むようになります。

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榎戸淳一

株式会社ES-ROOTS代表取締役社長、一般社団法人エステティックグランプリ元理事長

新卒で船井総合研究所に入社し、様々な経験を積んだ後に「エステティック業界の健全化、イメージ回復」に使命感を感じ、船井総研内で自らエステティック業界のコンサルティングを立ち上げ、業界内で多大な実績を残す。現在では、株式会社ES-ROOTSを設立し、東京都目黒区に「fruitsroots(フルーツルーツ)」というオーガニックコスメ&エステティックサロンを経営している。www.es-roots.co.jp また、業界誌「週刊粧業」「セラピストBEAUTY」「ヌーヴェルエステティック」の連載、業界イベント「ビューティーワールド」「ダイエット&ビューティー」での講演など、活動範囲は幅広い。

http://www.fruitsroots.com/

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