【週刊粧業2014年5月19日号5面にて掲載】
「浩子さんご無沙汰しています」。スタイリストのMAIKOさんは周りでランチをしていた華やかな芦屋マダムたちの視線を一斉に集めながら登場しました。「やっぱりステキ!」。待ち合わせしていた私が自慢したくなる彼女は、サッカーやテニス、メジャーリーグで活躍するアスリートからニュースキャスターまで、公私のスタイリングを手がけて、コマーシャルでも活躍しています。
松坂大輔選手の奥さんである柴田倫世さんの仕事で海外ロケをして、人気の連載を作ったパートナーでもある彼女は、兵庫県の夙川の街にSTYLISTというセレクトショップをオープンしているのですが、当日は東京で培ったセレブリティスタイリングのキャリアをオシャレ上級者の多い土地柄でどう生かすかを意見交換しつつ、SNSを使って情報発信することも考えるという打ち合わせの日でした。
ですが、目の前にいるMAIKOさん自身が情報の塊であり、私は取材の方に夢中になっていました。オフホワイトの総レースのトップスに、同系色のクロップドパンツを履いて、手元はダイヤのリングに、遊び心でチャン・ルーのパールブレスを2本使い。バッグと靴は、上品なパテントレザーのベージュで統一しており、その着こなしは、芦屋の街に溶け込みながらもエレガンスだけに終わらないMAIKOさん流のかっこよさが加わった大人のスタイリングでした。
ブランドが一目でわかるものはひとつもなく、上質と日常感覚と流行をミックスアップできることが本当のオシャレのキャリアだと言う彼女は、ヘアメークも同様に、ミックスアップスタイルです。目元にキラキラするモノは一切つけずインパクトのあるアイラッシュをポイントに、お手入れの行き届いた上質肌を強調しており、ネイルはデコレーションをせず、シンプルにトレンドの白を選んで、上品なモード感をプラスしています。毛先を軽くカールしながらもタイトにまとめたヘアスタイルは、レースのトップスを着ても決してガーリーにならない絶妙なバランスを作っていました。「私と同じものを20代の女の子たちが買ってくれるんですよ」。MAIKOさんの嬉しそうな笑顔に私も納得です。
中村浩子
(株)ヴィーナスプロジェクト代表取締役社長
「JJ」「VERY」等ファッション誌の編集・企画を手がけ、黒田知永子や三浦りさ子等、その時代を代表するタレントをプロデュースし、トレンドを生み出してきた。 現在まで読者モデルを1万人以上発掘しており、現在は女性消費者を取材し続けてきたノウハウを活かし、ファッション・アクセサリー・ビューティに関わる商品開発やイベントを企画、ブランドプロデュース、コンサルティングまで幅広く行っている。
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