第34回 ブランドの○○

【週刊粧業2016年10月31日号5面にて掲載】

 今回は「ブランド」のことを考えてみたいと思います。ブランドとは何か? というのは、諸説あります。

 私がしっくりくるのは、「ブランドとは約束である」ということ。必ずしも高いとか贅沢という意味があるわけではないのです。でも、ブランドと言えば、そういう印象ですよね。でも、今は異変が起きていて、特にファッション業界は顕著です。

 例えば、ちょっと前までは、「私はブランドには興味ないから、ユニクロやしまむらでいいの」というセリフは普通でしたが、イマドキの若い消費者たちにはしまむらもユニクロも「デイリーブランド」という立派なブランドとして認知されているのです。

 このように、どんなものでもブランド化したなぁというのが2016年の印象ですが、やっぱり本来のブランドは次元が違うものです。何が違うかと言えば、「トレンド? マーケティング? そんなの、うちには関係ないです」というのが真のブランドの証ではないでしょうか? そういう意味で、シャネルは間違いなくブランドの中のブランドですし、化粧品でもそのポリシーが貫かれています。

 例えば、9月に出たこの2品は、他ではできないなぁと唸りました。

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廣瀬知砂子

女性潮流研究所 所長 / 商品企画コンサルタント

実践をモットーとする化粧品コンサルタント 現場発想で生み出した独自の商品企画法やトレンド分析法で、大企業から中小企業まで多くのヒット商品を手がけている。

http://www.beautybrain.co.jp/

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