第26回 越境ECで中国に売る一番大切なこと

【週刊粧業2016年4月11日号12面にて掲載】

 インバウンドでの爆買に続き、現在越境ECが非常に注目されています。2014年はインバウンド元年、そして2015年は越境EC元年とも言われ、日本にいながら中国の消費者に物を売る方法が出そろいました。

 越境ECとは、中国在住の人が海外のECサイトで海外の商品を個人輸入で買うことを指しますが、その市場規模は莫大で2015年には5.5兆元と推計されています。

 越境ECでの売れ筋商品は、化粧品や食品など安全や健康に関する物が主流です。つい先日も、中国で品質が著しく劣化した予防注射液が出回る事件が発生し、李克強首相が直々に徹底追及を宣言しなければならないほどの騒動になりました。中国都心部では、もう物価や賃金も日本とあまり変わらなくなってきているにも関わらず、物の品質においてはまだ大きな差があります。

 この差は国民性に由来するため、私はまだこの先10年は縮まらないと思います。日本製品にとって巨大なチャンスがあることは確実です。

続きを読むには無料会員登録が必要です

  • PC、スマホからいつでも
  • WEBでかんたん記事検索
  • 化粧品業界の優良記事を
    お届け
この記事のお問い合わせはこちら

沖野真紀

中国女性市場専門調査会社 (株)ブルームス代表取締役

定性調査に特化したインサイトマーケティングを得意とする。また、日本とアジアのメディアで美容通としても活躍中。その知見と現地調査でアジア女性の美容ニーズの分析に努めている。

http://blooms.jp.net/

一覧に戻る
ホーム > 連載コラム > 第26回 越境ECで中国に売る一番大切なこと

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop