週刊粧業マーケット

2022年09月12日発行 2ページ掲載

【週刊粧業】日光ケミカルズ×ソフィアリンクス、理想の感触の製剤を探し出す診断ツール「テクスチャーナビ」

原料大手の日光ケミカルズは、75年を超える歴史の中で、コロイド化学と皮膚科学のフィールドにおいて、常にパイオニア精神をもってイノベーションを生み出し、人々の生活の向上に貢献してきた。高品質な化粧品原料や界面活性剤の製造・販売に加えて、幅広いネットワークと情報収集力を活かして顧客の研究開発や海外市場開拓のサポートなども実施している。4月1日付で、中原秀之氏が代表取締役社長執行役員に就任し、グループ会社であり研究開発を担うコスモステクニカルセンターと合併することで、多様化するニーズや移り変わるトレンドに対して迅速に対応できる体制を整えた。販売と研究機能を1つにしたシンプルな体制の下で経営の合理化・効率化を実現し、提供価値の向上を目指すという。なお、同社が運営するケミナビでは、化粧品・医薬品・食品・洗剤・インキ塗料・油剤などの産業分野に向けて、ビジネスのプロセスに応じた様々な情報提供やサポートサービスを提供している。また、ケミナビ内に新たにローンチした「テクスチャーナビ」は、簡単な9つの質問に答えるだけで、100個のクリーム処方から理想の感触の製剤を探し出すことができるという。診断結果ページで、クリームの処方箋や写真などが見られるほか、気に入ったクリームを保存して、処方中の原料サンプルを依頼することが可能だ。「求めるイメージを形にしたい」「クリームの固さや質感などから原料を探したい」「ユニークな感触の原料を探している」「製品開発のスピードアップをしたい」といったニーズに応える。今回は、執行役員マーケティング室長の田中文人氏と化粧品業界を専門にコンサルティング事業を展開するソフィアリンクス代表の三原誠史氏の対談記事を紹介する。