こちらのコーナーでは、化粧品OEMの流れから納品スケジュールまでおおまかな内容を解説していきます。
化粧品販売ビジネスを行って行く際に、まず最初に行わなければならないこととして「商品コンセプトの決定」が挙げられます。しかしながら、商品コンセプトを決定することは非常に困難な作業です。最初の段階で考えていたこと、見えていたことが、事業を進めていく中で変わっていくことは大いに考えられます。
化粧品OEMメーカーへ製造を依頼する際に必要なこととして、「何を作るのか?」を決めておく必要があります。製造する化粧品の品目ですね。もちろん、皆さんが自分たちで決定したラインナップで最後までいく必要はありません。化粧品OEMメーカーからの適切なアドバイスを参考に、アイテム(品目)の数を増やしたり減らしたり、変更したりと、より良いラインナップへの変化は大いに歓迎しましょう。
「キーワード」で商品イメージを具現化し、何を作るのかが大まかに決まりましたら、最後に何個作るのかを決めましょう。ここでの重要なポイントをあげます。以下を踏まえたうえで検討しましょう。
やはり可能な限り多くの化粧品OEM製造メーカーへ相談してみましょう。自分たちが作りたい化粧品を最も得意とするOEM製造メーカー、自分たちに最も相性の良いOEM製造メーカーを選択するには、なるべく多くのOEM製造メーカーと接触しておくべきです。
これから、化粧品OEM製造メーカーへ問い合わせることになりますが、数百存在するとも言われているOEM製造メーカーの中からあてもなく探すわけにはいきません。
【必須!】問い合わせの際に決定・確認しておくこと
届いた試作品を、皆さん自身が使用するのはもちろんのこと、なるべく多くのスタッフや知人に使用してもらい、意見・感想を聞いてみましょう。その際に、使用感すなわち使い心地について、また、使用してしばらく経ってからの反応などについて、アンケート形式で感想をまとめておくと、よりイメージしている化粧品への改良点が明確になってくるでしょう。
上記で挙げたようなポイントを考慮した上で、製造委託先OEM会社を決定したら、最終段階である製品化へ向けて、"取引契約書"を交わします。
化粧品容器は、容器を専門に取り扱っている化粧品容器メーカーさんや、化粧品容器ディーラー(問屋)さんから購入します。そして中身の製造を委託しているOEM製造会社さんに送り、製造した内容物を容器に充填する(入れる)ことになります。
「化粧品処方」「化粧品の製造委託先OEM会社」が決まり、その過程で化粧品容器の選定作業も同時に進行してきました。ここでは、以下のポイントを押さえておきましょう。
これまでのOEMメーカーとのやりとりの中で、発注ロットや納品単価は決定しているはずです。ここでは、最終見積に記載されている、発注個数(ロット)や納品単価に間違いや認識のズレが無いかを確認し、問題が無いようであれば発注しましょう。
化粧品OEM製造会社へ正式な発注が完了すると、残すところはOEMメーカー側での作業がほとんどになります。化粧品OEM製造会社側としては、製品化が決定すると、製造に必要な化粧品原料や化粧品容器・パッケージなどの資材を手配し、化粧品製造や販売に関わる薬事申請または届出を行います。
皆さんのオリジナル化粧品が、実際に量産され、製品として作られる段階です。何度も申し上げますが、この段階にきて皆さんが行うことはほとんどありません。あとは製品として納品されるを待つだけです。
全国の有力な化粧品OEM(受託製造)メーカーの一覧です。 企画開発を得意とする提案型から、小ロットまで柔軟に対応する生産体制など様々な特徴があり、ビジネスパートナー選びは大切です。
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