化粧品メーカー、熊本地震で業務停止相次ぐ、義援金・物資支援に広がりも

週刊粧業 2016年4月25日号 1ページ

カンタンに言うと

化粧品メーカー、熊本地震で業務停止相次ぐ、義援金・物資支援に広がりも
シャンプーや紙おむつ、サプリ
各社が続々と支援表明

 一方、支援する企業の動きも広がっている。

 資生堂は、緊急支援として水のいらないシャンプー(3600個)とウェットタイプのボディシート(1万個)を届けることを決め、22日に福岡県内にある行政指定の集積所に着荷予定という。

 花王は、「メリーズ」などの紙おむつや生理用ナプキン、ハンドソープなどの物資支援を表明し、同時に日本赤十字社を通じて1000万円を寄付した。

 紙おむつや生理用品は、P&Gやユニ・チャームも緊急支援に乗り出している。P&Gは計10万枚超を提供し、ユニ・チャームは物資支援とともに、社員参加の義援金制度から500万円を寄付する。

 日用品系では、ライオンが義援金に加えて消毒液や除菌シート、ハミガキなど約2600点を17日に益城町役場に届けた。

 サンスターもハブラシなど2万2000本超を届けている。

 小林製薬は、義援金1000万円とともにお茶やカイロなどを、マンダムも「ギャツビー」のボディペーパー(30枚入り)約5万個を18日に出荷した。

 コーセーやポーラ・オルビスホールディングスも、被災自治体などと連携してシャンプーや飲料などを順次提供していく。

 通販系ではファンケルが、サプリメントや加工食品など約4万7000点を20日から順次発送し、追加で約8400点のタオルも送る。

 また、従業員が積み立てている基金から100万円を寄付。さらに、従業員による募金活動とグループからの義援金の合計額に池森賢二会長が同額をマッチングし、寄付することも明らかにしている。加えて4月末からは、顧客から買い物ポイントを寄付金として受け付ける活動も開始する。

 ネットワークビジネスのニュー スキン ジャパンも、会員らの寄付金による基金から500万円を拠出し、避難所に物資を届ける団体に大型トラックを寄贈するなどした。

 「通販生活」を発行するカタログハウスは、「エコノミークラス症候群」対策で脚をマッサージする機械などを寄付する。
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