粧工連、「第37回化粧品技術情報交流会議」開催

粧業日報 2016年12月15日号 1ページ

カンタンに言うと

粧工連、「第37回化粧品技術情報交流会議」開催
 「粧工連ビジョン2022(旧2012)」の
進捗状況を報告

 日本化粧品工業連合会・技術委員会は11月24日、名古屋市内で「第37回化粧品術情報交流会議」を開催し、各部会・専門部会の2015年度活動を振り返るとともに、化粧品産業の発展に向けて考案した「粧工連ビジョン2022(旧2012)」の進捗状況について報告した。

 岩井恒彦技術委員長は、開会の挨拶でアメリカで行われた次期大統領選挙による世界経済への影響について触れ、「(11月24日当時)日経平均は1万8339円と非常に景気がよくなっている。トランプ次期アメリカ大統領への期待が高まり、ドル高傾向になっている。しかし、これから彼の組閣が始まり、彼の言動次第では世界経済を狂わすことになる」と世界の経済状況について語った。

 また、日本の経済に大きな影響を与えているインバウンド需要についても言及し、「2016年7月頃からインバウンド需要に陰りが見えてきた。それ以前から、デパートでは衣料品売上が前年割れの状況となっており、化粧品業界にもその兆しが見え始めている」と現状を述べた。

 「中国をはじめとする訪日観光客は2000万人に到達したが、訪日中国人1人あたりの化粧品・香水への支出は2015年の4万7191円から2016年には4万4830円まで下落した。全体で115億円の減収になる。訪日中国人1人あたりの全体支出も125万円から99万円に落ち込み、インバウンド消費は爆買を中心とした『モノ』から、カウンセリングや接客を楽しむ『コト』へとシフトしつつある」

 2015年の化粧品の輸出額は過去最高の1675億円にのぼり、さらに2016年は1~9月までの輸出額からの推計だが2000億円を超える勢いという。

 さらに、海外市場の拡大に加え、アジアにおける高品質なメイドインジャパンの化粧品への人気があると考えられるという。

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