シック・ジャパン、2020年はマスターブランド戦略を推進

週刊粧業 2020年3月16日号 10ページ

シック・ジャパン、2020年はマスターブランド戦略を推進
 シック・ジャパンは今年、マスターブランドのリブランディングを実施し、「シック」として様々なライフスタイルに合わせた提案を強化していく。

 髭だけでなく、ボディケアの啓蒙にも力を入れ、男性のグルーミング意識の向上を図る。ボディ関連の新商品なども計画しているという。

 「若年層ユーザーの取り込みが市場全体の課題となる中、男性にも全身のボディケアが身だしなみとして浸透すれば、市場活性につながるだろう」(同社)

 直近では、敏感肌用カミソリとして打ち出した「シック ハイドロ5カスタムコンフォート」が好評だ。

 敏感肌や乾燥肌など、肌悩みを抱える男性は多く、こうしたニーズに応えることで若年層ユーザーの獲得にも力を入れる。

 また、2月7日には新商品「シック エクストリーム3スムースフィット」を発売した。

 顔の凹凸にフィットする柔軟性のある刃を搭載していることに加え、ヘッド部分が上下・左右に可動するため、密着深剃りが可能となる。

 こうした高機能ディスポーザブルを提案するほか、カミソリのサブスクリプションサービス「スマートシェーブ」を展開している。

 「スマートシェーブ」はサービス開始から1周年を迎え、今年1月にシック・ジャパンのサービスとして本格展開を開始した。

 「『スマートシェーブ』として展開する中で、新規ユーザーの獲得につながった。既存ブランドのカミソリと競合しないことが明らかになり、本格展開に踏み切った」(同社)

 価格訴求だけではなく、「快適に使い続けられる」という使用価値を提供することを目指している。シック・ジャパンとして展開を開始した1月以降、サブスクリプションの申込者数は本格展開前と比べて2倍以上に増加したという。
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